コンテナ栽培 ジャガイモ発芽

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 コンテナに植えたジャガイモが発芽した。畑のは全く芽が出ていないのに、南側の日溜まりにおいたのがよかったらしい。

 コンテナのジャガイモは食べるためというよりも、絵を絵ための材料だ。ジャガイモの葉はそんなに綺麗だとは思わないが、花が美しい。品種によって、白いのもあればピンクのもある。

 花の色といえば、植物は花が咲いていなくても、どんな色の花が咲くかはおおよそ見当がつく。種を播いて芽が出たときの胚軸や子葉の色が赤かったら赤系統の花が咲くことが多い。樹木ならば幹の色や芽の色で判断できる。花の色素は植物体内にも含有しているのだろう。

 今回植え付けたのは「アンデス赤」という品種。赤い皮のジャガイモだ。出てきた芽を見ても大分赤っぽいから、花もかなり赤みのかかったものが咲きそうだ。うまく咲いたらB4くらいの紙をつかって細密に絵予定だ。

 春はいろいろな花が咲いたり、芽吹きがあったりと画材に事欠かないが、あっという間に散ってしまったり大きく成長してしまうので目移りしてしまう。やっとスケッチをし終わったときには芽が伸びて草姿が全く違ってしまったり、明日描こうと予定していたら大風が吹いて花が散ってしまったりといったこともある。スケッチしたものを写真でも記録しておけばよいのだが、写真をおこして絵にするのはあまり好きではない。絵がかたくなってしまうような気がするし、植物の動きがなくなるような気がするからだ。

 植物画は、野生のものと野菜に限って絵ことにしている。園芸植物は普通の描き方で水彩絵の具をつかって描いている。野生の植物は花が小さかったり、目立たないものが多い。だから、繊細に絵。園芸植物は鮮やかな色彩のものが多く花も大きいから、大胆に描いても見栄えがする。描き方を変えているのはそんな意味もある。野菜を絵のは私のライフワークの一環だからだ。

 気候がよくなって、外に出かける機会も多くなりがちだが、出かけてしまうと絵が描けない。かといって、家に閉じこもって絵ばかり描いているわけにはいかない。春たけなわ、どっちにしようか迷う日が多い。

コメント

  1. 小鳥沢 より:


    コンテナ栽培のジャガイモを描かれるのですか・・・
    是非、アップされて見せてくださいませんか。
    楽しみにしています。

  2. 菜園ブログ より:

    Unknown
    こんばんわ、「サルトリイバラ」の絵を拝見して以来お邪魔しています。「じゃがいもの花」の絵を今から楽しみにしています。

  3. 吉ちゃん より:

    ジャガイモの発芽
    “アンデスの赤”というジャガイモの品種はじめて聞きました。南米のアンデスが原産地でしょうか? 食用なんでしょうね?
    どんな所で販売しているんですか?