U字溝の縁に生えたハーブ マーシュ

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 けさ、風で散ったシデコブシの花びらを掃除していたら、U字溝のフタの縁にたまったわずかな土の上にマーシュ(コーンサラダ)が生えているのをみつけた。

 マーシュ(コーンサラダ)はオミナエシ科の1年草。マーシュはフランス語、英語ではコーンサラダ、和名はノジシャ(野に生えるレタスの意)だ。ちなみにコーンサラダというのはトウモロコシ畑の雑草だったことからついた名前。ヨーロッパ原産の1年草で明治時代に渡来したそうだ。

 マーシュは、サラダ菜(バターヘッドタイプレタス)と同じように涼しい気候を好む植物で、秋に種を播くと初冬から春にかけて収穫できる。レタスの仲間(レタスはキク科だが)のように、冬の寒さには強いが、夏の暑さには弱い。若葉にはカロテンやビタミンB、C、ミネラルなどが含まれている。

 食べてみると少しぬめりがあり、歯触りがいい。レタスと同じように使える。マーシュは以前、ハーブの寄せ植えをしたときに植えただけで、そのあと種を買ったり苗を植えたりした覚えはない。毎年、こぼれ種から芽が出てくるのだ。種は何種類かのハーブのようにたいそう細かい。だから、広い範囲に飛び散る。その中の1粒が、植えてあったコンテナから10メートルも離れたU字溝の縁に芽を出していたのだ。

 U字溝の縁にはいろいろなものが芽を出す。雑草はもちろんだが、カスピアだのビオラだのカモマイル、ケイトウ、ワイルドストロベリーなんかも生えてくる。可哀相だから、草だけ取ってこれらはとらずに残しておいたりすることもある。それらは土が少ないし養分もないから丈が小さいミニフラワーになる。「こんな所にビオラが咲いてるわ」などと、通りがかりの人が楽しそうにはなしているのが聞こえてくることもある。

 こんな楽しみ方もガーデニングにはある。

コメント

  1. 吉ちゃん より:

    テンプレートどう作るの?
    たびたびお邪魔します。
    素晴らしい絵や画像楽しみに見ています。
    独自のテンプレートはどう作られたんでしょうか? 教えてください。

  2. たけお より:

    こんにちは
    コメントありがとうございます。
    「アンデス赤」については
    http://potager.jp/ の3月8日の記事を見て下さい。
    自作テンプレートは、ひとくちでは説明不可能です。HTMLのタグは知っていますか?タグをつかってテーブルを作ったりして……。ホームページ作りのようなものです。ソースを見ると分かるのですが……。
    ところで、シキミは有毒なの知ってますよね。土葬の亡骸にウジがわいたりするのを防ぐために植えたとかいうことも聞きました。獣から守るという説もあるようです。

  3. 巳吏子 より:

    根性・・・
    マーシュですねぇ
    種が飛んだにしても
    こんな場所で・・・
    すごい。

  4. 菜園ブログ より:

    溝の縁のマーシュ
    前に私のブログで、ローズマリーがタイル塀の隙間で花を咲かせた写真を公開した時に、コメントを頂いたマーシュですね。 写真を拝見して、想像していたよりも立派な出来栄えに感心しました。

  5. 吉ちゃん より:

    テンプレート他。
    コメントありがとうございました。
    ウン~。プログを始めたばかりの私にはレベルの高い作成は無理。少し勉強してみます。
    アンデス赤の件ですが説明文読みました。この品種は農協や種を販売している所にも見かけません。食用としても一度栽培したいです。
     山梨の農園までは車で1時間20分ぐらいかかりますがそこには作物を作れる期間中は村営の管理人が守ってくれています。ただ気温が低いのでジャガイモも4月中旬頃からでないと遅霜で腐ってしまいます。農園を楽しむのはその頃から11月初旬までしか楽しめません。冬は雪が降って全くダメです。ただこの農園に行く山道はくねくねしていますが今頃の季節は新緑や桜の花や山つつじの花が咲いてとても目を楽しませてくれる楽しみもあります。