セマダラコガネ 害虫

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 トウモロコシの雄穂にセマダラコガネをみつけた。
 セマダラコガネは体長10㎜前後の大きさで、画像のように背に斑紋がある。ただし、個体変異があり、黄土色から黒まで多様だそうだ。

 成虫は6月下旬から8月頃に出現するが、他のコガネムシ類と同様に幼虫期は土中で過ごし、植物の根を食害する。広葉樹の葉や花を食害するが、最近(1990年以降)は幼虫によるゴルフ場の芝の被害が目立つようになったそうだ。
 主な活動は夜間だが、昼間も活動する。

 フェロモントラップで予察して、発生が多いと判断した場合には農薬などで駆除するが、家庭菜園などでは捕殺する程度で十分駆除できるだろう。

 研究(※参照)によると、ゴルフ場では、ハサミムシやオサムシが天敵だそうだ。朝早く採餌にやってくるカラスも天敵らしい。
 ポタケでみつけたのは1匹だけだったので、写真を撮ってからそのまま放置してしまった。しかし、ポタケには、畑の傍の屋敷林に棲んでいるハシボソガラスがよく来ているので、きっと退治してくれたろう。それに、ポタケでは農薬を使っていないので、ハサミムシやゴミムシ類もたくさんいる。だから、大発生することはないだろう。

※http://tomo-green.com/semadara.html

semadarakogane.jpg

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