2月の畑作業

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光の春、2月。冬至の頃とくらべると大分日が長くなってきました。2月4日の立春を過ぎると寒さも少しずつ和らぎ、ときおり春のような暖かい日も出現します。春本番の季節はもうすぐ、フキノトウの便りも聞かれる時期になりました。 

1 寒起こし

寒中に畑を深く耕すと畑土が溶けたり凍ったりするため、団粒構造の発達した土になります。また、土の中で眠っていた害虫の成虫や幼虫も寒さで死んでしまいます。ショベルの刃の長さ、2つ分くらいの深さに耕すと効果的です。これを寒起こしといいますが、立春を過ぎてもまだ間に合います。

2 野菜の管理

野菜の管理では、豆類の支柱・霜よけなどを確認しましょう。収穫を終えたハクサイやャベツなどの残渣も今のうちに整理するようにします。残渣は、深く掘った穴に埋めます。また、焼却が許される地域ならば、よく乾かしてから燃やして処分しましょう。

ホウレンソウやエンドウ、バンカープランツのムギ類などの苗が霜柱で浮き上がっているときには、根元を踏んで土を落ち着かせます。そろそろ、エンドウの蔓も伸びはじめます。早めに支柱を立てて誘引しましょう。

イチゴ、エンドウ、ソラマメなどの追肥をする時期も2月中です。

3 種まき・植えつけ

ホウレンソウ、シュンギク、ダイコン、ニンジンなどのトンネルまきができます。ただし、春まきに適した品種を選んで下さい。

ジャガイモは2月の中旬頃からが植え時です。「種イモ」には、園芸店や園芸ネットショップで購入した、ウィルス病などの「病気にかかっていないもの」を使いましょう。青果用のイモは、生育や収量が劣る可能性が大きいです。

4 収穫

ブロッコリーは、中心の花蕾(からい)を収穫したあと出てくる側花蕾(そくからい)も収穫できます。側花蕾は品種によって出やすいものと出にくいものがあります。秋まきのダイコン、ニンジン、カブ、ハクサイ、キャベツ、コマツナなどが引き続き収穫できます。

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フキノトウ