ツツジ

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 関東の平地ではもう散り始めたが、ちょっと北の方に行くとツツジが満開だ。

 ツツジはツツジ科の植物。小さいとき、ヤマツツジの花を摘んで蜜を吸った経験を持っている人がいるかも知れない。ヤマツツジの花びらは酸っぱい味がするので、ままごとに使ったりする。

 しかし、ツツジ科の植物にはアセビやレンゲツツジなどのように有毒のものもあるからやたらに口にしない方がいい。アセビは漢字で馬酔木。これを食べさせると馬が酔ってしまう、つまり中毒してしまうのでこのような名前がついたという。しかし、馬が本当に有毒植物を食うかどうかは疑問だ。高原の牧場にはレンゲツツジが多い。その理由は、牛が毒のあるレンゲツツジを食わないからだ。その結果レンゲツツジだけが残されて繁殖する。動物は教えられなくても有毒植物を見分ける能力を持っているようだ。

 ツツジ科というとラッパ型の花を連想すると思うが、ブルーベリーもツツジ科の植物だ。小さな鈴をぶら下げたようなブルーベリーの花からは、とてもツツジ科の仲間とは思えないが、こんな花の形もツツジ科の特徴だ。

 もう少しツツジ科の植物を細かく分類すると、ツツジやシャクナゲはツツジ属、ブルーベリーはスノキ属、アセビはアセビ属ということになる。

コメント

  1. 菜園ブログ より:

    アセビ
    アセビは都会の空気に弱いのでしょうか? うちの庭に沢山生えていたアセビは現在1本も残っていません。条件が良いと人間が思って、植え替えたりしたお節介も絶滅の一因だったのでしょう。