プランターの古土再生法 その2

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プランターから土を出してフルイにかけ、ポリ袋に入れる。そんな時間がとれないときには、もっと簡単な方法で消毒できる。それは、農家がビニールハウス内の土壌を消毒する方法のミニ版だ。
農家では夏の間ハウス内の四方に土手を巡らし、水を溜める(湛水)。その間、ハウスのビニールは密閉しておく。
水田状態にすることによって、畑に生息する微生物や害虫が死滅する。それだけでなく、密閉することによってハウス内の気温や水温が高温になるため、さらに消毒効果が高まる。
1ヶ月ほど経ったときに、土手の一部を切り、溜まった水を外に流す。しばらくして土が乾いた頃に、また水を溜める。湛水→乾燥→湛水と夏の間に何回か繰り返す。
水を流すのは、土の中に残った肥料分(塩類)を少なくするため。途中で乾かすと、まだ土中に残っている肥料分が地表面に集積してくる。だから、これを繰り返すことで塩類を除去することができる。

私は、この方法をプランターの古土消毒に応用している。

古土の消毒

①プランターの排水孔を塞ぐ。
②土がかぶるまで注水する。
③移植ゴテなどで土をかき混ぜ、水田状態にする。
④ビニールフィルムなどで全体を覆い1ヶ月ほど放置する。
この間に残った根なども分解してしまうので、始める前には大きな残渣だけを拾う程度でよい。
夏の高温期の方が効果が高いのは、「古土再生法 その1」と同じ。

 ビニールハウスでは、土を乾かすと毛管現象で地中の肥料分が地表に集積するが、プランター栽培では栽培期間中絶えず水やりをしているので、余分な肥料はあまり残っていないと思う。だから、なんども繰り返す必要はないと考える。なお、科学的に検証したい人は、EC メーターなどで測定するとよい。

ECメーターは塩類濃度を測定する計器。養液栽培(水耕栽培)などでは必須の道具だが、畑やプランターなどの野菜栽培(土耕)にも取り入れると肥料のやり過ぎも防げる。

使用する前に

排水孔の栓を抜き土を乾燥させ、かたまった土を砕く。
あとは、「古土再生法 その1」に準ずる。

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今回はゴミ出し用のポリ袋をかぶせたが、小さいプランターならスッポリと袋の中に入れてしまった方が密閉効果が上がる。