ライムギ(ライ麦)のセンチュウ類防除効果

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秋にまいたライムギが大分大きくなってきた。ライムギを栽培しているのにはいろいろな目的がある。

目的のひとつは、センチュウ類防除のため。ライムギにはキタネグサレセンチュウの密度を減少させる効果があるが、キタネコブセンチュウにも効果が認められているようだ。そこで、昨年ネコブセンチュウが発生した場所にライムギをまいてみた。

2つ目の目的は、穂ばらみ期に刈り取った茎葉の利用だ。ポタケではネギの溝に入れる藁代わりにしたり、花菜類の敷きわらに使用している。

一般的には、このほかの効果として、風よけや農薬が畑の外に飛ばないようにする効果(ドリフト効果)、バンカープランツとしての効果、畑に蓄積した塩類(土中に残留した養分)を減少させる効果、茎葉をすき込むことによる土壌有機物を増やす効果ながある。
なお、数年間の観察結果だから間違っているかも知れないが、コムギなどと違いライムギにはアブラムシ類はあまり集まってこないようだ。

中間地や暖地でのライムギのまき時は、3〜5月の春まきと8月中旬〜11月の秋まき。穂ばらみ期になると倒伏しやすいし、種が落ちると雑草化するので注意する必要がある。

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コメント

  1. 「キタネグサレセンチュウの密度を減少させる効果」を期待して、ジャガイモの後と山のそば畑に蒔くつもりで。種を1キロ買ったものの、11月は収穫に忙しく、種まきができませんでした。3~5月にそば畑に蒔いてみます。7月いっぱい緑肥として栽培するのもいいかなと目論んでいます。

  2. ポタ より:

    ぎゅうちゃん さま

    ぎゅうちゃんは常に前進していますね。感心します。
    キタネコブセンチュウは、クロタラリアの方が効果がありそうですよ。
    5月〜8月までがまき時ですから、いま種を買えば間に合います。

    ネットで買えますが、タキイ種苗が安そうです。
    私は先日注文しました。

  3. 菜園ブログ より:

     麦の出穂の季節ですか、いよいよ 菜園も賑やかになりますね、昨日今日は暖かいので うちの農園でも 春蒔きネギの芽が出始めました。
     借用している面積が狭いので、バンカープランツを植える場所があれば 何か野菜を植えたくなってしまいます。