ペカンナッツの発芽 バターの木

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 昨年暮れに都内で買ったペカンナッツ。いつ収穫したものだか、どこの国のものだか確かめもせず、鉢に播いてみた。

 ペカンナッツはピーカンナッツともいうクルミ科の樹木。脂肪分を非常にたくさん含んでいるので「バターの木」などとも呼ばれるそうだ。クルミ科といっても、菓子グルミやオニグルミなどと違って肌がつるつるしている。マテバシイを少し大きくしたような形だ。

 熱帯果樹は種を取ったらすぐに播くと発芽がいい。3,4日おくと発芽不能になってしまう種類もある。熱帯果樹は、高温で発芽するものが多いので、いつも家の中でポット播きしている。発芽したものは夏場だけ戸外に出し、涼しくなるころに家の中に取り込む。

 温帯産の植物は低温にあわせてから播くとよく発芽する。種子の中にある休眠ホルモンが低温によって分解するらしい。熱帯果樹は休眠ホルモンがないのか、すぐに播いてもよく芽が出る。

 ペカンナッツ、そんなことを知っているのに家の中で播いて、そのままにしていた。春になってもなかなか芽が出ないので、諦めて外に出しておいたのだが、5月の半ばごろ、気がつくと鉢から細い棒のような芽が出始めていた。いまは、2,3枚の本葉が開き始めている。十粒ほど播いてみたが、発芽したのは2本だけだ。この透き通った、やわらかそうな若葉、虫のごちそうにならないように気をつけよう。

コメント

  1. sato より:

    こんばんは
    はじめてみました。
    これは虫にも美味しそうにみえますよ~!
    綺麗なグリーンのはですもの!
    南国の植物はそちらの地域でも夜は家に
    入れるんですね。ん~、こっちでは無理かなー?