ネキリムシの防除法

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 ゴボウの葉が根元から切られて倒れていた。ネキリムシの被害だ。
 ネキリムシは、カブラヤガ、タマナヤガなど茎を食害するヤガ(野蛾)の幼虫の総称だが、野菜畑ではカブラヤガの被害が多い。地方によってはエンマコオロギ(ダイコンの茎を食害)やコガネムシ類(サツマイモなどの根菜類を食害)の幼虫もネキリムシということがある。ヨトウムシ類は全草を食害するので区別することができる。
 カブラヤガやタマナヤガの卵はイネ科の植物の葉に産みつけられ、若齢幼虫はイネ科の雑草を食べて生長する。そして、齢がすすむと土中に潜り夜間に多くの植物の茎を食害する。

防除法

1 除草を徹底する。
 幼齢幼虫はイネ科雑草の下葉を食べて生育するので、餌となる雑草を生やさないこと。イネ科雑草を食い尽くしたり、イネ科の雑草がないと広葉植物も食べる。
2 被害株の根元を掘って幼虫を捕殺する。幼虫は数㎝ほどの深さにいるので、被害株の周りを掘ると簡単に見つかる。
3 幼虫を飢え死にさせる。
 雑草が生えていた畑などでは、除草後2週間ほどして耕耘してから作付けをする。餌がなくなった幼虫は2週間ほどで飢え死にする。
4 殺虫剤を使用する。
 苗を定植する前にダイアジノンなどの殺虫剤を土壌混和したり、定植後に株元にデナポン、カルホスなどの粒剤をまく。ただし、農薬を使用する際は適用作物及び回数・時期が決まっているので注意。
5 自然農法では、砕いた卵の殻を株のまわりにまいたりしている。木酢酸を使用している例もあるが、有機農法では使用を許可されていない。

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ゴボウのネキリムシ被害