ハシボソガラス

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 ポタケには、よくハシボソガラスがやってくる。

 このハシボソガラスは農家の屋敷林に棲んでいるカラスだ。屋敷林はポタケからは50mほどの位置にある。毎年いまごろになると、大きなケヤキの樹上にハンガーや針金などを組み合わせて作った巣で子育てをする。
 
 ハシボソガラスは、ハシブトガラスとは違って、自然が豊かな所や山間地に多い。もともと、ハシボソガラスは市街地に生息していたというが、山から下りてきたハシブトガラスに居場所を追われてしまったらしい。なお、ハシブトガラスは動物食を好む傾向があり、都会のゴミあさりなどをするが 、ハシボソガラスは植物食を好む傾向が強い。

 ハシボソガラスは頭がいい。線路に石を並べて遊んだり、クルミを車にひかせて割って食べたり、ゴルフボールをとったり、電線にぶら下がって遊んだりする。拾ったコインを「餌自動販売機」に入れて購入?したという話をどこかで読んだことがある。人の顔もよく覚えるそうだから、きっと私の顔を覚えてていてやってくるのだろう。

 このカラス、畑を耕し始めるとすぐにやってきて、土の中から出てきたコガネムシの幼虫などを啄む。しかし、時折畑のナスを突いたりもする。傷は一部分なので、興味本位で突いているのだろう。植えたばかりの苗が抜かれることもあるが、これも彼(体型から雄と思われる)にとっては遊びなのだろう。

 世間からは忌み嫌われる存在だが、畑に行くたびにやってくる彼と会っているうちに、最近は愛着すら感ずるようになってきた。

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コメント

  1. 種類はわかりませんが、この土日、畑で作業しているとカラスがやってきました。あまり近づくわけではなく、知らないそぶりで畑を横切って右へ左へ。

  2. ポタ より:

    きっとハシボソガラスですね。
    農家の方が田んぼを耕すと、ハシボソガラスとシラサギ類が集まってきます。