ナスの植えつけと仮支柱

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 ここ2,3日は初夏の陽気で、関東でも夏日になった地域もある。

 この陽気に誘われて、例年は連休明けにしていた花菜類の植えつけをした。ナスやトマト、ピーマンなどは、植えつけてからしばらくの間は仮支柱を立てるのが一般的。仮支柱は、根付いていない苗が風で揺らされて傷んだり、倒れたりしないために立てる。

 大きな苗を植える場合は、初めから本支柱に誘引してもよいが、保温のため「あんどん」やトンネル掛けする場合は具合が悪い。

 なお、仮支柱を立てるのは、灌水(かんすい:水やり)する前にした方がよい。

仮支柱の立て方

1 篠竹など細い棒を根鉢を避けて斜めに、棒と苗の茎が交差するように立てる。
 ※根鉢:ポットから苗を抜いたときに、ポットの形に土と根がかたまりとなったもの。
2 麻紐などで誘引(しばる)する。
 苗の葉柄の元に紐を掛け、2〜3回捻る。そして、棒に1回巻きつけてから蝶結びにする。
 2〜3回捻るのは支柱と茎の間にゆとりを持たせるため。また、支柱に1回巻きつけると紐がずれ落ちなくなる。
 蝶結びにしておくと本支柱にするときにほどきやすい。

 紐の素材はポリテープでもよいが、ポタケでは麻紐を常用している。畑に落としても分解してしまうので後始末の心配がない。

 また、洗濯ばさみのようにワンタッチで挟んで誘引する資材も販売されているが、風が当たる露地ではあまりすすめられない。

 ※ポリテープ:荷造りなどで使うテープはポリエチレン製だからポリエチレンテープまたはポリテープ。ビニール袋もほとんどがポリエチレン製だからポリ袋。スーパーなどで使われているレジ袋もポリエチレン製。

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