種から育てたパイナップルの鉢植え

シェアする

Pocket


 種から育てたパイナップルの鉢植えが大きくなってきた。

 パイナップルの種は小さいので気がつかないで食べていることが多い。種のあるところは鱗のようになった一番上の部分だ。外側からみても枯れたしべ(蘂)があるから分かりやすい。その部分をめがけて切ると小さな黒い種が見つかる。

 といっても、パイナップルによってはないものもあるから、諦めないで買うたびに探してみて欲しい。場合によっては1個の果実から20粒以上の種がとれることもある。

 種が見つかったら小さな容器に入れて、いちど水洗いし、紙の上に拡げて水気を切る。種まきは、ポットか底に穴を空けたイチゴパックか何かにバーミキュライトを入れて播く。

 種が小さいのでバーミキュライトの上に播いただけでもよいが、覆土する場合は深すぎないように注意する。播き終わったら、上に湿らせたタオルを一枚かけてやると、発芽まで一定の湿度を保てる。水やりは鉢底から吸わせると種が流れないのでよい。

 温帯産の果実は、冬の低温にあわせないと発芽しないものが多いから、種をとってから冷蔵庫に保管したりする。しかし、パイナップルのような熱帯産の植物の種子は、低温にあわなくても発芽するから、とって直ぐに播いてよい。発芽したら大井は取り去る。

 発芽したパイナップルは、苗が混み合うまではそのまま育てる。私は葉が3枚くらいになってから薄い液肥を1ヶ月に1回くらい施した。乾燥にも強いから、水やりを忘れてもすぐに枯れてしまうことはない。

 このパイナップルは、葉が10枚になってからミズゴケに植えかえてみたもの。葉の中心が筒状になっているから、そこに水が溜まるように、ときどき頭から水やりをしている。

 パイナップルは夏の間は戸外の日陰で育て、秋からは部屋に取り込んで観賞用にするつもりだ。うまく育てればパイナップルが収穫できると思うが、いまのところ収穫までは考えていない。

コメント

  1. siawasekun より:

    種から
    種からパイナップルを育てられたのですか。
    凄い!!!
    これからが、楽しみですね。
    期待しています。
    珍しいもの、ありがとうございました。

  2. ポタ より:

    siawasekun さま
    いろんな種を播いてみるのが趣味です。
    樹木の種も播いていますが、庭が狭いから鉢植えにしています。パイナップルなら観葉植物にできるのでいいと思います。お勧めです。

  3. 吉ちゃん より:

    Unknown
    この前に紹介していたパイナップルですやね。その苗がもうこんなに大きくなったんですか? 出来たら収穫するまでの成長記録なんか見れたら良いなと思ったりしています。
    我が家の狭い庭では無理だから・・・。

  4. 菜園ブログ より:

    パイナップル
    パイナップルの種の在処を覚えました。次回機会があれば正確な理解か?試してみます。

  5. ポタ より:

    Sasagawa さま
    是非試してみてください。仲間がたくさんふえるといいですね。
    以前はパイナップルも野菜の本に載っていた時期もありました。草ものですから野菜として扱ったのですね。そういう観点からいうとバナナなどもそうですね。

  6. Unknown
    こんにちは。
    カ-メルさんのコメント欄ですか?
    今、見てみましたが通常通りでしたよ。
    コメント入りませんでしたか?