ダンゴムシとワラジムシ

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 ダンゴムシとワラジムシ。ちょっと見は似ているが、よく見ると大分ちがっている。


 ダンゴムシとワラジムシは科が違うが、大きく分類した場合、ワラジムシの仲間にダンゴムシが分類されている。つまり、ダンゴムシもワラジムシも仲間同士なのだ。また、「……ムシ」とついているが、エビやカニの仲間の甲殻類に属する。と知っても食べる気にはならないが、ダンゴムシは飢饉のときには食糧(糧もの)にされたそうだ。熱を加えると赤くなってエビのような味がするのかも知れない。「虫食」をしている人に機会があったら聞いてみたい。

 畑にいるダンゴムシはオカダンゴムシといい、海岸近くにいる大きなダンゴムシや山地にいる小振りなダンゴムシとは種類が違う。だが、触ると丸くなるのはダンゴムシ共通の習性だ。
 ワラジムシは触っても丸くならない。見た目も、ダンゴムシは背中が丸く盛り上がっているが、ワラジムシは比較的平たく、頭部と尾部が細くなっている。なお、オカダンゴムシもワラジムシもヨーロッパ原産の帰化動物らしい。

 ダンゴムシもワラジムシも腐植を食べてくれる分解者、つまりミミズと同じ働きをしているということになる。しかし、ダンゴムシは、時として植物の若い芽も食べる。だから、苗床などでは害虫扱いされることもある。また、噛みついたりはしないし、毒も持っていないが、見かけの気持ち悪さから衛生害虫として扱われる。

okadango waraji

 左:ダンゴムシ、右:ワラジムシ。並べてみると大分見かけも違う。両方とも夜行性で、昼間は石や落ち葉の下などに潜んでいる。