おめでたい植物

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マンリョウの実が赤く色づいてきた。このマンリョウは30年ほど前に植えたもので、今では背丈ぐらいに伸びている。毎年今頃になるとたくさんの実をつけるが、真冬にはなくなってしまう。ヒヨドリが食べてしまうからだ。マンリョウの実は不味いからヒヨドリは食べないということを聞いたことがあるが、そんなことはない。

マンリョウは万両に通ずるのでおめでたい花だ。正月にいけばなの花材に使うセンリョウは千両。これに対し、カラタチバナを百両、ヤブコウジを十両、アリドオシを一両という。アリドオシ以外は園芸植物として扱われるが、山野に自生している。

「万両、千両、有り通し」つまり、お金がいつでもあるということだ。みな、寒い冬に赤い実をつけるのでおめでたい植物として愛でられるのだろう。

マンリョウとカラタチバナ、ヤブコウジはヤブコウジ科、センリョウはセンリョウ科、アリドオシはアカネ科の植物。

コメント

  1. もいもい より:

    Unknown
    わたしゃ一両でもいいから本物の金貨が欲しい…
    だれか錬金術で作ってくれ-!
    庶民のはかない夢です。

  2. ポタ より:

    もいもい さま
    とくに暮れが近くなるとですね。
    飛騨の山奥でムジナでも捕まえて作らせますか。

  3. notti より:

    Unknown
    アリドウシは一両ですか。
    森に行きますと良く見かけます。
    今度は野花ではなく一両に
    見えるかもしれませんね。

  4. ポタ より:

    notti さま
    みんなお金に見えたら楽しくないですね。

  5. 吉ちゃん より:

    Unknown
    万両の実画像を見ているとさくらんぼの実みたいに見えますね。
    昔の人は“万両、千両、有り通し”上手い言葉で言っていたんですね。
    私の懐は寒風が吹いているのでせめて千両ぐらいは欲しいものです。“有り通し”にもありつけない懐は“風通しの”よい所なのでお金には縁がなさそうです。

  6. ポタ より:

    吉ちゃん さま
    私も良いのは風通しばかり。年末ジャンボでも買おうかとは思うのですが、くじ運も悪いので思うだけで買ったことはありません。買わなきゃあたるはずないですよけど。

  7. 菜園ブログ より:

    マンリョウ
    マンリョウも年がたつと背丈程になるのですね、うちの庭にもあちこちに生えていますが、邪魔者扱いされるので大きくはなれません。萬には縁がないはずです。

  8. ポタ より:

    sasagawa さま
    私のところにもこぼれ種からたくさん出てきます。そのままにしておくと万両の林になってしまいそうです。かといって、抜いてしまうのは忍びないので、ポットに上げてみました。ほしいという人がいたら差し上げようと思うのですが。