クウシンサイとアリグモ

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サラダクウシンサイ(サラダ空芯菜)の葉上に黒いアリのような小さな虫がいるのに気がついた。


アリにしては単独で行動しているのでおかしいと思い、マクロレンズで覗いてみらたアリグモだった。
アリグモはアリに擬態しているクモだ。以前は、体をアリに似せてアリを捕まえやすくするためといわれていたそうだ。しかし、最近ではアリから身を守るためという説が一般的らしい。
ポタケでもアリグモを時々見かけるが、アリを補食しているのは見たことがない。

このアリグモは、ヒラタアブのような昆虫を捕らえている。クモは餌を捕らえてむしゃむしゃと喰らうわけではなく、消化液で獲物を溶かして、その液を吸うのだ。

アリグモはハエトリグモの仲間。その証拠に、前方の2つの大きな眼が目立つ。ハエトリグモと同様に巣は張らないが、糸を使って逃げたりする。

昆虫を捕らえたアリグモ。

前から見たアリグモ。2つの大きな眼が目立つ。

横から見たアリグモ。

体型が分かるように真横から。