ムクドリ

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 画像は、小鳥の餌台にやってくる中型の鳥、ムクドリだ。春になると我が家の西側のひさしの下に巣を作るらしい。らしいというのは、下からは見えない位置なのだ。以前は戸袋の中などに作っていたこともある。雛がかえると、親に餌をねだるうるさい雛の声がギャーギャーと聞こえるので、巣があることが分かる。

 雛が巣立ってからは、どこで暮らしているのか分からないが、この時期になると決まってペアで餌台にやってくる。

 小鳥にも優劣があるらしく、餌場は入れ替わり立ち変わり忙しい。メジロがリンゴをつついていたかと思うと、ヒヨドリがやってくる。そうするとメジロは木陰に隠れる。そこに、ムクドリがやってくると、ヒヨドリが逃げ出す。三種類の鳥を強い順に並べると、ムクドリ、ヒヨドリ、メジロの順になるようだ。

 餌の食べ方もそれぞれ違う。メジロは小さなくちばしでつつくから、食い散らかすことはない。ムクドリも食欲は旺盛だが、リンゴを地面に落としたりはしない。そこへ行くとヒヨドリは乱暴だ、身が残っているものでも、よく地面に落としてしまう。つついてから首を振るくせがあるからだろう。

 ムクドリは、ペアで餌をつつく。メジロはたまに一緒につつくことがあるが、一羽が近くで見張りをしていることが多い。ヒヨドリはいつも一羽だけ。もう一羽は遠くで見張りをしている。

 警戒心は、メジロがいちばん低い。人がいてもすぐ傍で餌をついばみ、さえずりもする。ヒヨドリも比較的慣れているようだが、ムクドリは家の中で動いてもすぐに飛び立ってしまう。

 裏の餌台にはヒマワリの種が置いてある。少しずつ減っているところを見ると、シジュウカラが来ているのだろう。こんどは、脂身をおいてやろうとおもう。

 我が家の「猫額ガーデン」は小鳥たちでにぎわう、冬季限定のミニ・サンクチュアリだ。

コメント

  1. もいもい より:

    餌台
    窓の近くに餌台があるのですか?
    鳥たちの天国ですね。
    そちらにはホオジロはいませんか?やっぱり山の鳥かなー??
    雀が鶏小屋に入って鶏の餌を盗みにやってきています。

  2. Unknown
    いやァ、よく観察されています。
    バードウォッチングが手じかなところで出来ていいですね。
    最近、瓜連の古徳沼というところに白鳥を見に行きます。
    週一回、白鳥の数を数えているだけです。

  3. ポタ より:

    もいもい さま
    縁側がないガラス戸といった風なつくりです。上半分が素通しなので、外がよく見えます。
    残念ながらホウジはいません。さえずりが綺麗ですね。その代わり、カラスやスズメはいっぱいいます。あとは、ジョウビタキとモズがたまに来ます。ツグミもきますよ。

  4. ポタ より:

    ぎゅうちゃん
    まだ、雄と雌の違いが分からないんですよ。図鑑と見比べればいいのでしょうけど、ものぐさですから未だしていません。図鑑はあるのですが。
    古徳沼には秋に行ったことがあります。そのときは、未だ早かったので、2,3種類の鴨しかいませんでした。

  5. こっこ より:

    Unknown
    今日はムクドリなんですね、初めてこんなアップで見ました。くちばしが2色なんだー。目も丸くってかわいい鳥ですね。あたしも自分がこんなに鳥好きだとは知りませんでした(笑)、本当につい最近です。なにがいいって、やっぱりつがいで来るところですよね。そこが犬や猫とは違う。子育ても夫婦で懸命にやるんですもんね。餌台は皆さん工夫されているんですね、うちはバードフィーダーを買ってしまいましたが。今日も素敵な写真、ありがとうございました。

  6. ポタ より:

    こっこ さま
    きょうも見ていただいてありがとうございます。コメントもありがとうございます。あしたは、ヒヨドリです。
    こっこさんのブログも見たいです。URL教えてください。

  7. カーメル より:

    Unknown
    いいな~。うちも餌台作ろうかな。
    先日グレイのセキレイを見つけて「大阪にもいるのね」と思ったところでした。
    長野では餌台に毎日いろいろな野鳥が訪れ、それに混じってカラスもやってくるので、餌台に屋根をつけて、小鳥しか食べられないように工夫をしていました。
    それでも冬は雪の上に、鳥が落としたパンくずが
    たくさん落ち、それをキツネがよく食べにきていました。
    あるときぼろぼろのきたなーーーいきつねが食べに
    来ていて、「なんて汚い!弱っているのかな?」と思っていたら、その後に小さな子ぎつねがちょこんとおすわりしていたのを思い出します。(笑)
    汚れたやせっぽっちのきつねは、お母さんきつねだったのですね。

  8. かりん より:

    Unknown
    ムクドリって~こんなにも可愛かったのですね…♪(*^_^*)
    ポタさんは栽培だけでなく、鳥の事もお詳しいのね?尊敬~♪(〃∇〃)
    ウチの次男が小学生の頃、研究で「鳥の研究」をしたの。なので名前としては、ムクドリ・メジロ・シジュウカラ…って知ってはいるけど~実際は、スズメとカラスとハトしか(笑)指差し出来ないと思う。(ノ△・。)
    鳥達も、ポタさんのお優しさを知っているから…寄り集まってくるのね♪

  9. ポタ より:

    カーメル さま
    グレイのセキレイは、ハクセキレイでしょうか。
    狐まで来たんですか。それも母子連れで。そんなこと聞くとカメラ持って行きたくなりますが、旅館時代ですよね。
    うちは周りが住宅街ですから、来てもネズミかゴキブリくらいですから、写真にはなりません(笑)

  10. notti より:

    ムクドリ
    ムクドリは集団で行動するようですがペアで訪ねてくるのですね。泣き声はうるさいですね。メジロこちらでも見られる鳥のようですが見かけているのかもしれません。我が家の庭にも数は少ないですが冬やってきます野鳥はヒヨドリ・ムクドリ・ツグミそしてスズメです。力関係とか様子を見てますと楽しいですね。

  11. ポタ より:

    かりん さま
    息子さん、鳥博士だったんですね\(◎o◎)/
    私は殆ど知りません/(´ 0 `)\
    今日餌台をもうひとつ増やしました。軒からぶら下げたんです(^o^)//゛゛゛
    そしたら、すぐにメジロとヒヨドリがやってきましたw(◎o◎)w
    10cm足らずのところでバードウォッチングが出来ました(・0・)
    下を通ったノラ猫が、うらやましそうに舌なめずりしてました≧(^エ^)≦

  12. ポタ より:

    notti さま
    nottiさんも鳥の力関係を観察されていたんですね。わかっていただけて嬉しいです。
    家の前は、ひっきりなしに車が通ったり、人も通るのですが、危害を加えられないということがわかるのか、いちいち逃げたりはしません。今日は、もっと近くにひとつ餌台を作りましたので、10センチくらいの近さでメジロとヒヨドリが観察できました。気になって仕事が手につかなくなると問題だとおもってます。

  13. 吉ちゃん より:

    Unknown
    餌がある所は小鳥達の天国ですね。それを良く見て力関係まで観察されているのも楽しいもんですね。
    家の近くにさくらんぼを植えてある所があって実がなる時期になるとムクドリが食べにきますがギャーギャー鳴いてうるさいのにはまいります。ムクドリを見ると五月蠅、鳥と言うのが印象です。

  14. ポタ より:

    吉ちゃん
    今年は野山に餌が乏しいらしく、植木の実や花をヒヨドリが食べてしまいます。ロウバイは丸坊主です。ムクドリは食欲旺盛ですが、花や実には手(口?)を出しません。鳴き声がうるさいだけです。