社会生活をする狩り蜂の仲間

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竹筒に獲物を入れて幼虫の餌にする、単独生活をする狩り蜂は何回かアップした。それらの新しい種類の蜂も来ているので今後も取りあげていきたい。

今日は、それらの狩り蜂とは違い、集団で生活する狩り蜂を紹介する。
ポタケの隅で栽培している高糖度ソルゴーの葉上に2種類の狩り蜂がやって来た。ソルゴーに着いたアブラムシの甘露(分泌物)を舐めに来たのだ。2種類ともアシナガバチの仲間、スズメバチ科の蜂だ。しかし、秋にると獰猛になるオオスズメバチなどと違って、積極的に人を襲うことはない。ただ、巣を突いたり、蜂にいたずらすると刺されるので注意。ポタケには、オオスズメバチもたくさんやってくるので近づいて撮ることがあるが、威嚇されたことはいちどもない。巣から離れているからだろう。

これらの狩り蜂(働き蜂)はイモムシなどを捕らえて肉団子にし、巣に運んで幼虫の餌にする。成虫は花の蜜や樹液、過熟した果物の汁、幼虫の排泄物などを餌にする、舐めていたソルゴーの甘露も自分が生きていくための栄養源だ。花にもやってくるし、イモムシも退治してくれるので、これらの狩り蜂は益虫だ。

※画像をクリックすると拡大します。

コアシナガバチ?アリも甘露にやって来ている。

セグロアシナガバチ