0番線ホーム

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 昨日は立春というのに北風が強く、列車が遅れたり、運転を見合わせたりしたところもあったようだ。

 そんな中、入院している母の見舞いに行った。場所は千葉県の九十九里浜に近い、昨年、平成の大合併で山武市になった成東(なるとう)というところ。
 駅舎は新しくなったし、改札はsuicaで通れたが、跨線橋が昔のままの木造だ。都内ではエスカレータやエレベーターのない駅は珍しくなってきたが、ここにはそんなものはない。でも、なんとなく安らぎを覚える。最近、創立100周年を祝った古い駅だ。

 実はこの辺は私の故郷でもある。6歳から8歳くらいまで、この近くに住んでいたことがある。また、大学時代も1年間、隣の駅の前の家に下宿して西千葉まで通っていた。そのころは、朝夕のラッシュ時は汽車が運行されていた。満員のときなど中に入れなくて、デッキの鉄棒につかまって1時間ほど揺られたものだ。

 この駅には珍しいものがある。それは、0番線というホームだ。東金線の始発が、この0番線ホームから出ている。0番線は、むかし千葉駅にもあったが、今はなくなってしまった。全国でも珍しいのではないかと思う。

 今回の画像は、ノスタルジックな雰囲気を出すためにモノクロで載せてみた。

 写真は、先月購入したカメラつき携帯電話で撮ったもの。今日は初撮りだが、画像をみると意外によく映るので驚いている。これからも、ちょっとしたメモ代わりに、せいぜい活用したい。

コメント

  1. 菜園ブログ より:

    ノスタルジックな写真
     ページを開いたとたん、ノスタルジックな写真が飛び込んできてホッとしました。 しかし、よく見ると電車の型式は新しそうだし、JRの印は?と気になりました。 本文を全部読ませてもらって演出を納得しました。
     私の田舎の高校は、「弁慶号」の様な小さなSLが客車4両を引張る汽車での通学でした。途中に峠があって、冬は蒸気のあがりが弱く、最後尾の車両に乗っている男子生徒は客車から降りて、汽車を後ろから押して峠を越えました。(現在は、この鉄道は取り外され、この行為は法規違反です)

  2. かりん より:

    Unknown
    きゃぁ♪ 素敵~♪ (〃∇〃)
    同じ写真でもモノクロになると、レトロな感じが出ていてオシャレですね~♪
    ポタさんのお母様…入院していらっしゃるのですね…。
    お身体の具合は、いかがですか?
    いつまでもお元気で、長生きして頂きたいですよね。(^-^〃)
    えっ?携帯のお写真なのね?とっても綺麗~♪
    や。携帯ではなくて~ポタさんの腕前の素晴らしさですよね!(●´艸`)

  3. ポタ より:

    sasagawa さま
    面白い体験談を聞かせていただきありがとうございます。
    昔といっても、ほんの40数年前のことですが、連結部分にも囲いがなくて、そこに乗っていると車両が揺れるたびにずれるのが怖かったですね。往復するとワイシャツのポケットに煤がたまっていたり、手が真っ黒になったりしました。トンネルに入ると急いで窓を閉め、抜けると開ける。朝はいつもすし詰めでした。
    以上、思い出の一部でした。

  4. ポタ より:

    かりん さま
    母親は99歳なんですよ(@ 。@)食べ物が気管に入ってしまい救急車で病院に; ~~~ ;
    入院して3日目ですが、経過は良さそうです(^-^)何しろよく食べるんですよ(σ^o^о)それが元気の秘訣ですねp(^o^)qファイト
    携帯のカメラもいいですね(^ ц ^)
    新しいのがほしかったんですけど、私の腕ではこれで十分かも(;*_*;)
    明日も、携帯の写真を載せますね(^O^)<<<

  5. こっこ より:

    Unknown
    モノクロ写真で、0番線で、九十九里浜に近い場所で、昔住んでいた場所で、お母様が入院していらして、と なんだか懐かしさと切なさを感じました。お母様は99歳でお元気で大病ではないとのことでほっとしました。昨日テレビで、今の日本人は30年代を美化しすぎている、記憶は良いものだけを残そうとする、という特集を組んでやっていましたが、やっぱり日本人ならその時代を体験していない人たちですら、こんな懐かしさややさしさを感じるものですよね。

  6. ポタ より:

    こっこ さま
    脳というのは悪いことを忘れようとするらしいですね。それは、日本人だけではないようです。だから、昔を美化するのではなく、いやな事を忘れてしまうのですね。
    私は1941年生まれですから、戦争のことは分かりませんが、私の家の暖房は火鉢と炭のコタツでした。夜の試験勉強も火鉢に手をかざしながらやったものです。小学生のころは電車通学してました。その電車も無暖房。雪の日なんか冷たかったですね。いつもしもやけだらけ。
     そんな時代でしたが、それでもこんな風景には懐かしさを感じます。

  7. 小鳥沢 より:

    モノクロ
    お母さまのお見舞いでしたか・・・
    お顔を見せるのが、最高の親孝行と思います。
    モノクロの、0番線のホーム・電車は、見たことがあるような懐かしさを覚えます。

  8. ポタ より:

    小鳥沢 さま
    ありがとうございます。
    若い頃は自分でモノクロを焼いていました。いまはカラーが当たり前の時代ですが、モノクロにはモノクロの良さがありますね。

  9. notti より:

    モノクロ
    お母様99歳ですか。早く良くなるといいですね。
    私の母は91歳で5月に倒れて病院生活です。
    今日も行って顔見てきました。
    モノクロ写真ノスタルジックでいいですね。昔にタイムスリップした感じです。
    私が高校生の時は蒸気機関車を利用しての修学旅行でした。
    煤が車内に入り煤けた思い出があります。

  10. ポタ より:

    notti さま
    ありがとうございます。
    歳なので長くかかるかもしれません。明日も行ってきます。家から電車で2時間半くらいです。nottiさんのお母さんも早くよくなるといいですね。
    モノクロ写真は好きですが、今では分かってくれる人はあまりいないと思います。
    蒸気機関車は力強いイメージですが、煤がいやでしたね。車内の木で出来た部分が黒光りしていました。