タンポポ・ヒラタアブ

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ポタケでセイヨウタンポポの花が咲いている。ヒラタアブの飛来も。

 普段何気なく見ているセイヨウタンポポ、近づいてみると違った花のように見える。
 キク科の花らしく、タンポポはたくさんの花が集まっている(頭状花)ことが分かる。5枚の花びらがくっついた花(花冠)は、ひとつひとつの花が花びらのように見える(舌状花)。くるりと巻いた雌しべの元には雄しべがある。
 同じキク科でも、カモマイルの花は周辺が舌状花。中心は花弁が短く筒状になった筒状花という花の集合体だ。周辺の舌状花には雌しべや雄しべがない。いわゆる、昆虫を呼ぶための飾り花だろうか。

 咲き始めたカモマイルの花にはヒラタアブが来ていた。成虫は花粉を食べる(花粉媒除をする)が、幼虫はアブラムシを食べてくれる益虫。ヒラタアブにも何種類かあるが、同定していないので種類はまだ分からない。また、ヒラタアブは分類上はアブの仲間だが人を刺すことはないので大切に見守りたい。

セイヨウタンポポの花。

花粉を食べるヒラタアブの仲間。