画像は、フランスの種子から育てたエシャロット。赤い色の品種だ。
エシャロットはタマネギの仲間。食用部分は鱗茎だから葉菜類に分類される。赤いもの、白いもの、丸いもの、長細いものなどたくさんの品種がある。タマネギよりも辛みや香りが強い。見かけはタマネギに似ているが、中身が分球しているのもタマネギとは違うところ。
エシャレットというと、味噌をつけたりして食べる束ねた白い野菜を連想するが、それははラッキョウを若どりしたもの。園芸店では、エシャレット用の種ラッキョウも販売されている。
本物のエシャロット(ベルギーエシャレットの名で流通している)は、タマネギ似でニンニクと同じような強い刺激臭がある。すりおろしたり、刻んだりして、スープやシチューなどの香味づけに用いる。若葉も柔らかく食べられるのでサラダに使ったりする。
エシャロットは、タマネギと同じように秋まきするが、画像のエシャロットは春まきしたもの。ラッキョウのように夏は休眠し、秋になると再び萠芽する。