ハナバチ

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《ナスの花にやってきたハナバチ》

 これはナスの花にやってきたハナバチだ。といっても正式な名前は分からない。

 ハナバチの種類は多い。世界には何千、日本にも400種あまりのハナバチがいるというから、専門家でない限り同定するのは無理だろう。なかには、まだ名前のつけられていないハナバチもいるそうだ。ハナバチの仲間で誰でも知っているのはミツバチだ。ミツバチは巣をつくって役割分担までしているが、ほとんどのハナバチは単独で生活している。しかし、共通しているのは、花粉と蜜を餌にしていること。花はハナバチに蜜や花粉を提供する代わりに、受粉をして貰う。だから、顕花植物にはなくてはならないパートナーだ。

 私の畑にもいろいろなハナバチがやってくる。3ミリほどの大きさで、体が丸く白っぽく見える蜂もいる。体表面に細かな毛がたくさん生えているから、花粉もつきやすい。キュウリにやってきたハナバチは、黒い縞々模様で体が細い。ハナアブは、どんなハナにでもやってくるが、ハナバチは種類によって花の好みがあるという。

 ほとんどのガーデナーは、こんな小さな蜂が受粉に役だっていることなどに気がついていないと思う。しかし、腰を下ろしてじっくり観察していると、絶え間なくいろんな蜂がやってくることに気がつくだろう。

 私の畑は、町外れの田園地帯にある。だから、ハナバチを始め、いろいろな昆虫ががたくさんやってくるんだと思われるかも知れない。しかし、そうではなく、ハナバチ達が集まってくるような畑の環境を考えているからだとおもう。


《キュウリの花にやってきたハナバチ》

 カボチャとトマトが植えてある畑の一角には、4月の始めに蒔いたはワイルドフラワーが咲いている。ルピナスやアリッサム、ホワイトクローバーなど、何種類かの草花が混ざったものだ。あとから蒔いたジャーマンカモマイルも咲き出した。目的は訪花昆虫を畑に呼び寄せるためだ。

 ハーブ畑の傍にはナスとミニトマトが植えてある。これはハーブの収穫を目的に植えたのではなく、やはり訪花昆虫を呼び寄せるためだ。

 ただでも狭い家庭菜園。「そんな中に花なんか作れっこない」なんて思うかも知れない。しかし、そうすることによって、ずっと野菜の出来が良くなるのだから試してほしい。多種多様な植物を植えることによって、より自然に近い環境が作れるから、実の着きが良くなるだけでなく病害虫もずっと少なくなるはずだ。

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コメント

  1. 吉ちゃん より:

    Unknown
    キュウリやトマトにもミツバチが飛んできてもすぐ飛び立っていくようでポタさんのようにゆっくり観察をしたことがありません。ミツバチも受粉させたりの働きも無視(虫)できませんね。ミツバチも自分が好きな花もあるんですか? 知りませんでした。こんな画像を見ていると野菜もこのミツバチも持ちつ持たれつしながら生きているんだと言う事が実感できますね。

  2. ゆり より:

    Unknown
    うちの花は主にペチュニアですが、役立っているかな?
    来年はコンパニオンプランツも取り入れてみたいと思っています♪

  3. 花作り
    花作りは野菜づくりに通じるんですね。
    ワイルドフラワーというのはいろんな花が混ざっているんですか、これ一袋をばら撒きすれば花園になるんですね。
    試してみます。

  4. 菜園ブログ より:

    ミツバチ
     蜂の姿をアップして見ますと、アクロバットですね。これが受粉に役立つのでしょう。
     ところで、カボチャならカボチャの雄花・雌花は、同種の蜜を出すのでしょうね。
     うちの畑では、いま最も虫達に人気があるのはゴーヤです、咲いている花はほとんど雄花です。 雌花の方迄蜂は回ってくれるでしょうか?

  5. ポタ より:

    吉ちゃん
    花の作りは、やってくる虫の種類に合わせて、花粉がはこばれやすいような形に出来ているらしいですよ。虫も大したものだと思いますが、花も花でただ食いされないように頭を使っているようです。

  6. ポタ より:

    ゆり さま
    ミツバチが来ているようだったら役立っていますよ。ミツバチは黄色の花が好きだったかな。確か、色の好みがあったかも。

  7. ポタ より:

    ぎゅうちゃん
    サカタのタネからでていたと思います。一坪ほどの所に2袋蒔きましたが、一袋でも足りると思います。

  8. ポタ より:

    sasagawa さま
    蜂は取り残しがないように、隈無く花々を回っているようです。見ていると、何度もいろんな蜂がやってきます。いちど蜜を吸った花でも、少し時間が経つと蜜がたまるのでしょうか。

  9. もいもい より:

    混植
    私の畑では、ハコベやイヌノフグリ、イタドリやギシギシなどたくさん生えています(ただ草刈りをさぼっているだけ)。
    雑草ではダメですが、出来るだけ少量多品種を植えるのが大切なんでしょうね。今回の記事は特に参考になりました。

  10. ポタ より:

    もいもい さま
    雑草を生やしておくと、アブラムシなどの発生源になるというのがいままでの理論ですが、果たしてそうなのかどうか私は疑問を持っています。一説によると、雑草に発生するアブラムシと野菜のアブラムシは種類が違うといいます。また、雑草との混植も野菜の混植と同じと考えると、それもまたいいのかなと思います。
    私の畑には草を生やしていませんが、ライ麦やソルゴー、クローバーなど草を植えているようなものです。

  11. notti より:

    Unknown
    私が作っています畑道路の側で歩道も立派なのがついています。通る人の目の保養にと歩道淵に花を植えておりますが訪花昆虫の事はあまり考えておりませんでした。蝶を呼び寄せたかったのもあります。写真写真ために。野菜の事も考えて優しい環境作りをして行くべきですね。

  12. ポタ より:

    notti さま
    私の畑にもチョウがやってきます。アゲハチョウ、シジミチョウの仲間、スジグロシロチョウなどです。
    園芸を教えていたときには生産を主体に考えていましたが、いまは自然との調和を考えながら野菜づくりを楽しんでいます。写真の素材がたくさんある畑がいいですね。

  13. hana より:

    良いお話でした
    ポタさま
    とてもよい話しをupでした
    有難う御座います
    蜂が飛ぶと恐怖が先にあって避けますが
    放花昆虫を畑に呼び寄せる為ということですね。
    昨年我家のリンゴの木に生ったリンゴに蜂が寄ってたかってみんな食いあらされ一個も口に入りませんでした。勿論農薬も使用しませんでした。
    大きな蜂でしたのでそばを通るときも恐怖にも似た
    思いでした。今年はどうなるかな?
    実がたくさんなり始めていますが・・

  14. ポタ より:

    hana さま
    ありがとうございます。
    蜂というとみんな恐いものと思いがちですが、恐いのは秋口のスズメバチの類だけだと思います。アシナガバチも、2度目に刺されるとひどいアレルギー症状をあらわすことがあるようですが、人がいたずらをしなければ、蜂の方から襲ってくることはありません。
    ハナバチの類は傍によっても逃げるだけです。私の庭には、コガタアシナガバリの巣がありますが、だれも私以外に庭いじりしないので、そのままにしてあります。庭のイモムシどもを狩ってくれます。