ダブル花房

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《本日の収穫》


《ダブル花房》

 昨日のミディトマト画像はシングル花房だが、この画像はダブル花房だ。花房の元の部分から茎が何本かに分かれているのがわかるとおもう。

 いま収穫できるトマトの育苗は、まだ気温の低い時期に行われる。育苗時の夜温が低いと花芽に糖分が蓄積され充実した花芽になる。
 大玉トマトの1段目には異常に大きな乱形花(鬼花)がつくことがあるが、これは夜温が低すぎたために花芽が栄養過多になったのが原因だ。
 トマトの花房は、シングルが多いが花芽に栄養が十分まわるとダブル花房になる。そのためには、水分を控え、窒素肥料過多にならないように、施肥設計や水やりに注意する。
 トマトの適度な窒素量と水分量は、木の状態を見ると分かる。次のような場合は窒素過多、水分過多のことが多い。
1 主枝が太い(鉛筆の太さが理想といわれる)。
2 先の方の葉が外側に反って繁茂している。先端近くの主枝と側枝の見分けがつけにくい。
3 葉の付け根近くの茎に穴(「窓あき」という)があいている。
4 花房の先に葉が出ている。

 この房は、菜園ブログさんのコメントによると、398円×2.5で約1000円の価値があることになる。

コメント

  1. ゆり より:

    Unknown
    色採りどりのトマト、きれいですね。
    うちのトマトはもう残り少ないです。
    トマトはほんとにお天気で全然味が違いますね。

  2. ポタ より:

    ゆりさま
    今日は久々に晴れましたね。
    きっとトマトも美味しくなりますよ。

  3. Yu より:

    Unknown
    ポタさん
    美味しそうなトマトがいっぱいとれましたね。黄色いのは種類が違うのでしょうか。
    我が家のマイクロトマトは背が高く葉が茂りすぎたのでしょうか。あまりお花が咲きません。可愛いトマトが見られなくなりました。

  4. ポタ より:

    Yuさま
    黄色いのはミニトマトで、オレンジキャロルという品種です。甘いですが、肉が柔らかめです。
    この陽気ですから、実がつきにくいのが普通だと思います。天気が良くなれば、また花が咲き出すでしょう。

  5. ミレイ より:

    お詳しい
    相変わらず、野菜の子とお詳しい出いすね。
    驚いてしまいます。
    本文を読ませていただきますと、そうそう、そういうことあるある・・と、思うことばかりです。
    私なんかの野菜作りはいいかげんですが、ボタさんは本格的で、素晴らしいですね。

  6. Unknown より:

    Unknown
    私の畑の中玉トマトは気にしてみたかとがないので今度畑に出かけたときにはダブル花房になっているか見てみます。ポタさんに教えてもらわなければ知らないままでした。 それにしても赤、黄色と沢山収穫しましたね。

  7. 吉ちゃん より:

    Unknown
    上の記事は私です。相変わらずオッチョコチョイです。ごめんなさい!

  8. ポタ より:

    ミレイさま
    私は野菜が趣味でもありますが仕事ですから、死ぬまで勉強です(笑)
    長年栽培しているので、体験的に覚えていくものです。でも、なかなか思うようにいかないのも野菜作りの面白さですね。

  9. ポタ より:

    吉ちゃん
    「うっかり」が吉ちゃんの魅力ですよ。私も結構いい加減なところがあって、家ではいつも言われています。
    ミディは割合に割れにくいのですが、黄色のミニはすぐに割れてしまいます。甘さは黄色、赤はすこし酸味があって美味しいです。

  10. 菜園ブログ より:

    一房の価値
     この一房はトリプルですから、千円以上の価値がありますね。
     ところで、大玉トマトの単重が大きくなる(大きくて立派な実が付く)要因は何でしょうか? 実は今年は、8株中の3株の実が非常に大きくなりました。一房を4果に選果していますが、300g~500g(タキイのカタログには210gと書いてあります)の大きな実が4個揃って付きます。結構な事ですから、出来れば再現させたいと思いますが?

  11. ポタ より:

    sasagawaさま
    トマトの育苗に限らす、とくに果菜類は昼夜の温度差が適切だと花芽の充実した苗が出来ます。sasagawaさんは、まだ外気温がかなり低いうちから育苗されていましたね。ですから、育苗時の昼夜の温度差が大きかったので細胞数の大きな花が出来たのでしょう。
    ただし、、過度に花芽に栄養が行き過ぎると、形の悪い「乱形果」になります(普通のトマトは心室が5個ぐらいですが、乱形果は20数個あります)。食味は普通サイズのトマトと全く同じです。
    来年同じように大きなトマトを作るには、今年の育苗記録を見て、昼夜の温度差を同じようにすれば再現できると思います。ただし、日照条件も同じようになる必要がありますが……。

  12. もいもい より:

    Unknown
    菜園ブログさんへのコメントはさすがに専門的ですね。わたしでは理解が出来ないので見なかったことにします。
    シングルとダブル花房、いわれないと気づきませんでした。

  13. ポタ より:

    もいもいさま
    そんなこと言わないで見てくださいよ(笑)
    ミニトマトはダブルどころではありません。枝分かれがすごいですね。