カラス除けの工夫

シェアする

Pocket


 6月に蒔いたトウモロコシが稔ってきた。そこで、鳥害防止の目的で比較試験を行った。
 ひとつは、市販の防鳥網をトウモロコシ全体にかぶせるもの。もうひとつは、トウモロコシの実だけに市販の種籾消毒に使う黄色いネットをかぶせるものだ。

 市販の防鳥網は、かけるときに茎や葉に引っかかり、一人では結構手間のかかる仕事だ。収穫するときには、いちいち網を持ち上げなければならないので、中央の畝の収穫が非常にやりにくい。ボタンのついたシャツだと網がボタンに引っかかってしまってイライラする。
 そこで考えたのが、この種籾用の消毒袋だ。この袋は細かい網で出来ているからカラスが突きにくいし、黄色だからカラスには中身が見えないだろう。その上、口のところには細い紐が通っているので、絞るだけで簡単に閉じることが出来る。トマトで実験しているが、これだと鳥害だけでなく虫害も防げる。

 もうひとつの実験区は、無処理区だ。防鳥網も袋もかけないで比較を行った。

 以上、3つの区をもうけて観察を行っているが、今のところ肝心なカラスが姿を見せない。トマトが突かれたときに、いち早く種籾消毒用袋をかぶせ、5月蒔きのトウモロコシやナスなどにも防鳥網をかぶせたので、カラスがこの畑を敬遠したらしい。その証拠に、去年まで被害のなかった近所の畑ではトマト、ナス、スイカなど、あらゆる果菜類が被害を受けているという。畑を始めた3月から5月中は、毎日、側の電柱のてっぺんで様子をみていたカラスどもの姿が今はない。だから、きっと私の畑の防備が万全なので、あきらめて近所の畑に移動したのだろう。
 ということで、嬉しい結果に繋がったてはいるが、せっかくの実験の成果が得られずに終わりそうだ。そこで、いまは、カラス様においでいただくことを願っている次第だ。

コメント

  1. ゆり より:

    Unknown
    とうもろこしがおいしそうに実っていますね。
    黄色のちょうどいいネットがありましたね。
    うちはあまりにも少なすぎるせいか、今のところカラスの被害はありませんが、最近は鳥獣の被害が増えているので、気をつけないといけませんね。

  2. 吉ちゃん より:

    Unknown
    暑い日が続きますね。汗だらだらの毎日です。
    今年は私のトーモロコシ畑は鳥害の被害は全くありませんでした。近くにはカラスが結構いるんですが周りに餌が一杯あったからここまで飛んでこなかったんでしょうか? 釣り糸をまわりに囲ってあげたからでしょうか? ポタさんの防禦法でカラスも諦めたんでしょうね。

  3. ポタ より:

    ゆり さま
    ちょっと大きいので、次回は半分に切って使おうかと考えています。防虫にもなりますので、いいと思います。

  4. ポタ より:

    吉 ちゃん
    カラスは頭がいいですから、この畑ではみいりが少ないと判断して他に行ったのでしょう。はじめのころは、私が畑から去るといつも何羽かのカラスがすぐに畑に舞い降りていた、と近所の方が言ってました。
    今日は暑いです。最高気温40.2℃でした。この暑さで、町中静まっています。