鷹の爪

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 トウガラシの鷹の爪が色づいた。

 トウガラシには、辛味種と甘味種がある。辛味種には、鷹の爪、八つ房、日光唐辛子などが、甘味種には、大獅子、小獅子、ピーマンなどがある。近頃注目のハバネロや島唐辛子は、これら在来のトウガラシとは違う仲間のようだ。

 鷹の爪は、日本のトウガラシの中ではいちばん辛い品種。赤く色づいたものを漬け物や七味唐辛子などに用いる。昔、冷え性の人が靴のつま先に鷹の爪を刻んで入れたりしたこともあった。

 甘味種のシシトウガラシ(大獅子、小獅子)が、たまに辛いことがあるが、辛いものは土の乾燥などによって生育がよくないときに発生する。辛いトウガラシの側に植えたからシシトウが辛くなったと言う人がいるが、花粉の性質がすぐに子供(実)に現れるのはトウモロコシぐらいのものだ。

 鷹の爪は、実の形が鷹の爪に似ているということから付けられた名前だ。○○鷹という品種のトウガラシは、この鷹の爪から品種改良されたものだろう。いまは、外国から導入された品種、甘味種のトウガラシとピーマンの掛け合わせで出来た品種、色づかせてから収穫する品種などもあるが、トウガラシというと一般には辛いものをさしていうようだ。

コメント

  1. 吉ちゃん より:

    Unknown
    鷹の爪が綺麗な赤色に色づいてきましたね。
    私の畑にはシシトウしか植えていませんが先日収穫した中に凄い辛いものが入っていて思わず“辛い”と言って吐き出してしまいました。今は土がカラカラに乾燥しているから生育が良くなくて辛いものが出来たんでしょうね。 それにしても暑い日が続きますね。

  2. 食用ですか?
    一年分の食用唐辛子(鷹の爪)ですか?
    一度生の赤唐辛子を頂いて、自分で乾燥させましたが色が落ちて生の時のような赤にはなりませんでした。
    それは今部屋の飾りになっています。

  3. ポタ より:

    Unknown
    7月31日に蒔いたニンジンが消えてしまったので、暑さが落ち着いたら蒔こうと思うのですが、いっこうに涼しくなりませんね。今日も当地では35℃以上あります。この暑さ、来週一杯続きそうです。

  4. ポタ より:

    ほっとほっぺ さま
    辛い品種で食用に作っているのは、日光唐辛子とパラペーニョだけです。あとは、鑑賞と資料用です。島トウガラシももうすぐ赤くなりそうです。
    私の部屋にもトウガラシが飾ってあります。

  5. ゆり より:

    Unknown
    鷹の爪の赤がとってもきれいですね。
    きんぴらとかピリッときいてると食欲が増しますね。
    乾燥させて長持ちするしいいですね♪

  6. ポタ より:

    ゆり さま
    これだけあると何年も使えそうです。
    色が好きで、毎年作っています。

  7. もいもい より:

    実の付き方
    こうしてみると鷹の爪の仲間は実が逆さ(上向き)に付くんですね。
    ハラペーニョはピーマンのように下に付きます。
    同一原種からどのように分化すると逆になるのでしょうか?謎です。

  8. ポタ より:

    もいもい さま
    上に向くものと下向きになるもの、謎ですね。
    サカタのタネのパプリカ、セニョリータは上を向いて実がつきます。他のピーマンは下向きですね。