トンネル栽培

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これは、シュンギクのトンネル栽培だ。

これから春にかけては、比較的寒さに強い野菜のトンネル栽培が可能だ。種類は、ダイコン、ニンジン、カブ、コマツナなどだが、中間地では、1月末から2月末になると根菜類のトンネル栽培が始まる。

このシュンギクは、10月に蒔いたもの。最近は暖冬傾向なので、関東では冬でも枯れずに収穫を続けられるのが普通になってしまったが、今年は寒くなるという私の動物的な勘で、12月2日からトンネルをかけてみた。
トンネルの効果は覿面で、シュンギクは順調に生育し2週間もすると収穫できるようになった。しかし、長く伸びた葉がビニールに触れて葉焼けしてしまうものが出てきた。この畝は水はけが悪いので、少し高めに作ってあったのが災いしたのだ。
ふつう、丈の低い野菜はこの程度の高さのトンネルでも十分だが、丈が高くなる野菜は、もっと長い支柱を使ったトンネルにする必要がある。ちなみに、このトンネルでは、支柱210㎝、ビニール幅180㎝のものを用いた。

これから1月いっぱいは気温も地温も低いので、ビニールは密閉する予定だ。風が入らないようにビニールの裾は土で埋めてある。管理のために開けたときや土が極端に乾いたときには灌水をして、またもとのように密閉しておく。

2月の下旬ともなると日射が強くなるから、トンネル内の気温もぐっと高くなり野菜も大きく生長してくる。そのころから、昼間だけ裾を開けて換気をしたり、ビニールのてっぺんに小さな穴を開けて換気し始める。私は、トンネルの天井部分に穴を開けて、換気するつもりだ。その方が手間がかからないので、ものぐさにはうってつけだ。こうして、暖かくなる3月下旬まで管理し、そのあとトンネルを全開する。

いままではトンネル栽培を取り入れていなかったが、害虫の少ない時期の野菜作りをしたいと考え、2月になったらダイコンやニンジン、カブなどを播こうと考えている。いまは、品種の選定や土作りに忙しい毎日だ。

コメント

  1. sasagawa(菜園ブログ) より:

    トンネル栽培
     春菊に薄いポリエチレンシートを掛けたら、この寒さの中でも元気になりました。(ポタさんの様に裾をキッチリと押されてはいませんが)
     実験の「2月蒔きトンネル栽培」は興味がありますね、是非経過の情報をアップして下さい。
     ご参考迄、トンネル材料の支柱はおなじブルーコーティングですが、長さは9尺(2.7mもの)を、フイルム幅は2m ものを使っています。

  2. milkcafe より:

    これハマるよ!きっと
    この前やったのはみんなの大好きな保健の先生モノです。先生が、机の上に置いてあった工口マンガに刺激されてオナムーを始めます。そこを生徒にバッチリ見られ、秘密にするとの約束で、生徒のティンコをパックンして馬乗りになってガンガン抜いてくれちゃいました。http://campus123.net/o/621

  3. ポタ より:

    sasagawa さま
    そうですよね。この幅ではすぐにつかえてしまいます。私は太くて最初から半円形になった支柱を使おうかと考えていました。
    ご意見大変参考になりました。ありがとうございました。

  4. hana より:

    ポタさん
    今日は・・・
    今時期未だお野菜作り画出来るのですね
    トンネル栽培・・・いろいろな知恵で暑さ寒さ
    対策なのですね
    美味しい野菜を作るにはまず愛情・2に愛情・ですね
    感心して頭が下がります
    美味しい青々した春菊がおいしそうですね

  5. ポタ より:

    hana さま
    きっと育てるのが好きなんですね。
    ビニールについたところが何枚か変色しましたが、あとは緑の綺麗なのが収穫できました。シュンギクはお浸しが好きです。

  6. 吉ちゃん より:

    Unknown
    昨日の朝、雨の中手伝いをしている農家で福島からトラックで運ばれてくる椎茸の原木を1500本運んでくると言うのでその降ろしを手伝っていたら腰がいたくてダウン気味になりブロウも書く気になれませんでした。春菊は私の畑にもカバーをしてあげています。霜で枯れかかっていたところも復活して元気に伸びています。今年は昨年より霜が目立ちますね。

  7. ポタ より:

    吉 ちゃん
    1500本を何人で下ろしたのでしょう。私も労働をしたあとは腰が痛むことがあります。でも、最近はちょっと楽になりました。
    今年は去年より寒そうだと思っていたら、今日も13℃ありました。もっと寒くなって害虫どもが死に絶えることを望みます。

  8. もいもい より:

    Unknown
    雪洞で栽培できるのならしてみたいですが、無理ですね-。第二農場にはまだ雪はほとんどありませんが、時間の問題です。指をくわえるだけの時期になってきました。

  9. ポタ より:

    もいもい さま
    私も2月上旬までは、種蒔きも植え付けもないので、指をくわえることになります。でも、収穫だけは少しずつでもできそうです。

  10. 小鳥沢 より:

    冬の野菜
    トンネル栽培の、ラディッシュ・レタス・春菊・その他、たくさんの野菜の栽培を見て驚きました。
    寒冷地、岩手の感覚で見ていました。
    スーパーに行きますと、何でも売っていますが、
    新鮮な野菜を一年を通して食べられるのは、うれしいですね。

  11. ポタ より:

    小鳥沢 さま
    自分で育てた野菜は安心して食べられますね。種蒔きの時に粒剤を使うこともありますが、ほとんどの野菜は無農薬で作ります。そのかわり手間はかかりますね。
    雪も降らないし、冬は毎日のように晴れています。最高気温が10℃を下回る日も一時期だけなので、ハウスやトンネルならいろいろなものが作れます。