ブドウの葉が穴だらけに

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庭植えのブドウの葉が穴だらけになったのでよくみると、黄色っぽい毛虫がたくさんいた。
調べてみたところ、ブドウスカシクロバの幼虫らしい。
ブドウスカシクロバの幼虫は毒虫だから、肌に触れると危険だ。

sukasiba kuro.jpg

一昨年も発生したが、アシナガバチがやってきて退治してくれた。
昨年はアシナガバチが現れず、あっという間に葉が丸坊主になってしまった。

今年は早めに気づいたので、はじめは割り箸で1匹ずつ退治していた。
しかし、背が届かないところにもたくさんいたので、ついに薬剤散布。

適用農薬にはスミチオンなどもあるが、今回はBT剤を使用した。
BT剤は、蛾や蝶、ハエ、甲虫の仲間の幼虫には毒性があるが、ミツバチなどの昆虫やその他の生き物には害がない生物農薬(天敵農薬)だ。
バチルスチューリンゲンシスという菌由来の薬品。
速効性はないが、摂食したイモムシの腸内のアルカリ性消化液で分解されると毒素になり、死に至らしめる。
ただし、人は胃液が酸性なので害はないという。
BT菌には多くの種類があるため、BT剤だからといってどんなものに使用しても良いということではない。
BT剤の種類によって適用作物があるから、薬剤の但し書きを読んだり、試験場などの情報を聞いてから使用するようにしたい。

ちなみに、使用したBT剤はデルフィン顆粒水和剤というBT剤。
この農薬はブドウにも使用可能なBT剤だ。