ブラックベリー

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ブラックベリーの収穫が始まった。ブラックベリーは未熟だと酸味が強めだが、よく熟して真っ黒になり、さわるとポロッと落ちる頃が一番おいしい。こんな味が味わえるのも家庭菜園ならではの楽しみだ。

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ブラックベリーは、いちどに収穫できず、花が咲いた順に実が熟していく。
今の時期は一番はじめに咲いた花が着果したもの。
一番果は二番果以降になるものよりも実が大きく立派だ。
とはいえ、収穫量はまだ少ない。
そこで、こんな工夫をしている。

1 収穫した実をサッと水洗いしてからザルに上げ水を切る。
2 水切りした実をポリ袋(ジップロックなどのチャックのついたものが便利)にいれて冷凍庫に入れる。
3 あとから取った実もポリ袋に足していき冷凍保存する。
4 量がある程度たまったら、ジュースなどに加工する。

熟した実は酸味が少ないので、ジュースにするときにはレモンなどの酸味を加えるとよい。
ジュースは冷蔵庫などで保存しても時間が経つと発酵するので、早めに飲むようにする。
ジュースを取った滓は砂糖を加えて煮詰めると美味しいジャムになる。
ただし、硬い種が気になるので、砂糖を加える前に裏ごししておく。
また、ホワイトリカーなどに漬けると、綺麗なリキュール(果実酒)になる。

ブラックベリーは、実が着いた枝には来年は実が着かない。
そこで、古い枝(冬になると枯れてくる)を冬の間に切り、根元から出た勢いのよいシュート(枝)に切り替える。
シュートの先は適当な長さに切り戻しておく。
そうすると、小枝ががたくさん出て、その枝に花がつく。
今の時期に伸びすぎたシュートも適当な長さに切り戻しておく。
適当な長さとは、畑や庭の広さにあった長さだ。
場所が広ければほんの先端だけでもよい。
この剪定さえこまめにやっておけば、毎年の豊作が期待できる。

害虫はカメムシが発生する。
カメムシは果汁を吸汁する。
被害に遭うと粒々が白っぽくなる。
ポタケは無農薬栽培だから、収穫時期になるとカメムシとの争奪戦になる。

※ポタケ:ポタジェ(potager)と畑(hatake)の私製合成語。雑誌「やさい畑」などでも公認の元祖ポタケだ(笑)ポタケは、果樹と野菜、ハーブ、作物などを混植している。ちなみに、バックヤードを裏ポタケと呼んでいる。