ヒラタアブの蛹

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 〈ヒラタアブの蛹〉
 種類は分からないが、この固まりがヒラタアブの蛹。まわりの黒い点々はネギアブラムシ。このネギアブラムシをたくさん食べて蛹になったのだろう。
 
 アブというとチクリと刺すあのアブを連想してしまうが、このアブは人は刺さない小さなアブだ。何種類かあるらしいが、ミツバチの体をスリムにしたような姿で花の近くでホバリングしているのをよく見かける。

 私の畑では、農薬は一切使用していない。木酢酸が効くとかいう話も聞くが、虫が死んだり病気が消えたりするのは生き物に害があると考えているからだ。それより、自然の生態系に近い環境を整えることに力を注いでいる。

 今年は、ナスの傍にはヨモギを植えてみた。ヨモギに来る虫がナスの害虫を退治してくれるからだ。もちろん、バンカープランツのコムギも穂を出すくらいに大きくなっているし、ソルガムも芽を出している。ネギアブラムシを目指してナミテントウもたくさんやってきた。先日、カリフラワーを植えつけたが、まわりはニンニクでいっぱい。その上、防虫ネットもトンネル掛けしたから害虫が近寄ることもできない。

 今週は、スイカとナス、トマトなども植える予定。できるだけ多くの種類を植えることで自然に近くなるように工夫しているつもりだ。

コメント

  1. ニジュウヤホシテントウ虫
    自然界のバランスで病害虫を防止する方法はぜひ見習いたいものです。
    今年は虫の発生が早いのかうちの畑ではニジュウヤホシテントウ虫の発生が見られるようになりました。
    毎年の事ながら、何か駆除方法はないものかと思いつつ、手でつぶしています。

  2. もいもい より:

    作物自体の健康度
    健康な作物自体も害虫から防御(農薬状物質を分泌?)する力がありますよね。農薬状物質がすぐに人間に悪さをするとは思えませんが、健康な野菜は食べてもおいしいし、不思議と害虫が寄ってきていません。野菜と害虫の関係は単純では無いような気がします。

  3. ポタ より:

    ぎゅう ちゃん
    たしかギシギシだっとように記憶していますが。近くに植えておくとテントウムシダマシはそちらの方が好きなのでナスに着かなくなるとか。でも、ついでにナスを食われてしまったらと思うと、ちょっと植える気になれません。

  4. ポタ より:

    もいもい さま
    まわり中がインフルエンザにかかっても、自分だけはかからなかった経験があります。健康ってそんなものですね。植物にも共通したことがいえると思います。

  5. Unknown より:

    Unknown
    できるだけ多くの種類を植えることで自然に近くなるように工夫しているつもりだ>
    これには大賛成です!!Heyモーも少しずついろいろな種類を混植するのが大好きです、出来るだけネギやニラを隙間に植えておきたいです
    黒いアブラムシがネギに発生しています、ちょっと気を許せばあっという間に黒い粒粒の行列が出来ますね

  6. ポタ より:

    Heyモー さま
    何年もネギを作っていますが、はじめて発生しました。それも、まだ寒いうちからです。暖冬だからなんでしょうね。でも、ネギ属以外は加害しないので安心しています。
    アブラムシは知れば知るほど奥が深いです。