葉ボタン

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 葉ボタンの絵を描いた。といっても折れてしまった葉ボタンのひと枝だ。

 葉ボタンは関東、中部、大阪とそれぞれ好みが違うらしい。関東では丸葉、中部では縮緬といった案配だ。最近は、葉が細く切れ込んだものもあるし、色もバラエティーに富んでいる。真冬、咲く花のない時に花壇を彩るにはうってつけの花だ。また、茎を長く伸ばしたものは正月の生け花の花材にも使われる。鉢植えの踊り葉ボタンも面白いものだ。

 葉ボタンは江戸時代に日本で改良されたキャベツの仲間だ。ということで、試しに食べてみたが、硬くてとても食べられる代物ではなかった。やはり、食用に改良されてきたキャベツにはかなわない。

 葉ボタンは、オランダナとか花キャベツともいわれる。葉ボタンは、オランダ船で渡来したのかも知れないが、オランダという名がついた植物は意外に多い。オランダミミナグサ(帰化植物)、オランダガラシ(クレソンの和名)、オランダキジカクシ(アスパラガスの和名)などがそれだ。葉ボタンの名は、上から見ると牡丹の花に似ているからとか。花キャベツも花のように綺麗なキャベツという意味だろう。キャベツは以前は甘藍とか玉菜といった。そんなことから考えると、花キャベツは比較的新しい呼び名かも知れない。

コメント

  1. notti より:

    Unknown
    何年か苗を頂いて育てた事あります。
    花が無くなっても秋遅くまで外で楽しめました。
    土地によって好みが違うとは知りませんでしたね。北国は?
    踊り葉牡丹にも挑戦してみましたが上手く行きませんでした。
    描かれた葉牡丹がいきいきして素敵です。

  2. ポタ より:

    notti さま
    葉ボタンに限らずキャベツの仲間は多年生ですから、うまく育てると何年でも生き続けますね。
    北海道の葉ボタンは何でしょうね。東京系でしょうか。
    この絵は練習で描きました。この葉ボタンとミニバラを組み合わせて、もう少し大きな紙に描き始めたところです。うまく描けると良いのですが。

  3. 吉ちゃん より:

    Unknown
    葉牡丹はキャベツと仲間みたいなので野菜炒めにして食べられるかなと思いましたがどうも食用ではなさそうですね。久し振りにポタさんの水彩画を見ることが出来ました。先日私の市で水彩画入門と言う実習の募集をしていたので応募しましたが抽選にもれてしまいました。またこんな講座があったら是非勉強したいと思っています。ポタさんの足元にも及びませんが・・。

  4. ポタ より:

    吉 ちゃん
    抽選にもれてしまい残念でしたね。とりあえずご自分で始められたら如何ですか。楽しいですよ。
    私も始めてから大分経ちますが、なかなか気に入ったものは描けませんね。前進あるのみです。

  5. sasagawa(菜園ブログ) より:

    葉ボタン
     さわやかないい色ですね、ほっとします。
     キャベツを育てている者には「花キャベツ」が名前と花とが結び付くので、ありがたいです。「葉ボタン」と言う名前は、丸暗記が生来苦手な者には、ちょっと時間がかかります。

  6. ポタ より:

    sasagawa さま
    この絵は用紙を変えてみました。コットン紙という水彩紙です。紙によってにじみや発色が異なります。
    植物の名前には覚えにくいものがありますね。
    昔から呼ばれていた名前は良いのですが、あとでつけられた名前はわかりにくいですね。

  7. otoupon より:

    pota様
    お上手な水彩画で素敵ですね。山岳部の合宿の時野菜が不足ということで葉ボタンを湯がいてサラダにして食べてしまいましたがさっぱりやわらかくまずまずの味でした(笑)

  8. ポタ より:

    otoupon さま
    緑のはまだ良いですが、こんな色のは食べたくないですね。otouponさんは絵の方はどうしていますか。