袋栽培 Bag Culture

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ポタケの作業が一段落したので、庭先でキュウリの袋栽培を始めた。

 袋栽培の袋は何でも使用できるが、今回は土囊用のものを用いた。土囊袋なら排水用の穴を空けたりする必要がないし、培養土もたくさんはいるので水管理や施肥などの管理しやすい。また、土がたくさんはいるからジャガイモやサツマイモ、ダイコンなどの根菜類の栽培も可能だ。

 土囊袋でなくても、ベビーリーフやハーブなど、小さな野菜ならレジ袋などでも栽培できるが、排水孔の大きさの調整や排水のための鉢底石などが必要になる。

 土囊袋栽培で準備するもの

・土囊袋……UV加工した、紫外線にあたっても劣化しにくい材質のものをもとめるとよい。
・培養土……培養土を配合するには、道具や混ぜる用土が必要なだけでなく手間がかかる。だから、コンテナ栽培用の市販の培養土がお薦め。軽いものだとベランダ栽培などでもつごうがよい。
・肥料……化成肥料(8/8/8が使いやすい)、緩効性肥料または液肥を用いる。
 化成肥料か緩効性肥料を使うと手間がかからない。液肥だけでも栽培できるが、施肥の回数が多くなる。
 なお、緩効性肥料としてはハイポネックス社から販売されているが、値段は少々高め。そこで、私は農家用のネギやイネ用の緩効性肥料をJAで購入している。ただし、1袋20㎏入りなので使用頻度や使用量と、保管場所などを考慮して購入するようにする。

栽培方法

1 土囊袋に7分目ほど培養土を入れ、余った袋の上部は外側に折り返す。
 野菜の種類によっては栽培途中に土寄せの代わりに増し土をする必要がある。その際、折り返した部分をひろげてのばしていく。
2 土壌酸度を調整していない培養土は苦土石灰などを入れ、調整する。
3 元肥を土に混ぜる。
 量は土の容量によって異なるが、コンテナ栽培の施肥量を参考にするとよい。化成肥料のほかに、野菜の種類によってはリン酸肥料や完熟堆肥も入れるとよい。最近は、培養土に肥料が混ぜてあるものもある。その場合は元肥は不要。
4 種まきまたは植えつけ。
 前日にたっぷり灌水(水やり)して、土を湿らせておく。温度の低い時期にはビニールフィルムなどをかけて地温を高めておく。
5 栽培中の灌水(水やり)はコンテナ栽培に準ずる。
 ※拙著 だれでもできる ベランダで野菜づくり 家の光協会 などの書籍参照。

管理

1 袋を移動させるときのために、キャスターに載せておくと便利。キャスターは百円ショップなどで購入できる。
2 直接地面に置かずブロックなどに載せると、排水性がよくなる。また、地面やコンクリート面からの照り返しを防ぐことができる。
3 見栄えを良くしたり、袋が倒れないようにするには、写真のような木枠を作ると便利。
 木枠は野菜の生長に合わせて積み重ねられるようにした。また、四方に穴を空け、針金で支柱を支えられるようにしてある。材料の板は、あらかじめ寸法を決めておき、ホームセンターで切断して貰った。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

キュウリの品種は、ラリーノという房なりのミニキュウリ。奈良県の神田育種農場の品種。

留守中の灌水(水やり)

 私は、コンテナ栽培と一緒に電池式の自動水やり(灌水)装置を利用している。現在、電池などを使わない灌水方法を模索中。