トマトの落花防止

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 いま、ポタケでは3段目のトマトの花が咲いている。

 ことしは、雨除けハウスで大玉トマト4本、中玉トマト(ミディトマト)4本、ミニトマト2本の合計10本、露地で大玉トマト2本、中玉トマト2本の合計4本、トンネル雨除けで加工用芯止まりトマト4本、総計18本を栽培している。じつは、この他にも自宅のプランターで加工用芯止まりトマト6本と黒トマト2本も栽培しているので、全部で26本作っていることになる。

 これらのトマトは、今のところ落花もなく順調に生育しているが、関東もそろそろ梅雨入りの気配。水曜日頃から曇や雨のマークが続いている。
 天気が悪くなると病気も出やすくなるが、落花も増える。
 農家では送風やバイブレーターなどにより授粉を促進したり、マルハナバチを利用して授粉している。

 ポタジェ流は花房を揺すったり、花の正面を指で軽くはじくようにして授粉している。電動歯ブラシの本体を使って花房を揺らしてみたりもしたが、手作業がいちばん簡単で確実に授粉できる。毎日の作業になるが、30本程度なら何分もかからないでできる。

参考:ホルモン剤による着果促進

 農家では着果ホルモン剤(トマトトーン:4-CPA(パラクロロフェノキシ酢酸))を使用することが多い。家庭菜園用にも、使用しやすいようにあらかじめ希釈した噴霧剤が販売されている。

 トマトトーンは、ホルモン剤といっても化学合成物質だから植物成長調整剤(植物ホルモン様物質)といういい方が正しい。なお、トマトトーンは自然農法には使用が認められていない。ということは、人体への影響が考えられるからだろうか。

 ちなみに、トマトトーン(液)の散布はつぎのようにおこなう。

 1花房当たり1回だけ、花房正面より散布。花房を果梗側から手で包み、葉や花梗などにかからないように噴霧する。
 噴霧時期は開花前3日~開花後3日位(1花房で3~5花位開花した時期)。 20°C以下で50倍20°C以上で100倍 で散布する。
 高温時に散布したり、2度掛けしたりすると空洞果(ピーマンのように果面が波打つ)が発生しやすくなる。また、頂芽や幼葉にかけると萎縮したような薬害がでる。

 空洞果を防ぐためにジベレリンを散布する方法がある。
 開花時に10ppm(1ppm=1/1000000)液を1花房当たり1回だけ花房に散布する。トマトトーンのあとでは効果が薄れるので、トマトトーンより先に散布するか混用する。

 なお、農家用のトマトトーン溶液はアンプルに入って販売されているが、ジベレリンは錠剤か水溶液で販売されている。これらの薬剤は、かなりの倍率で薄めることになるので目分量ではできない。説明書をよく読んで、くれぐれも濃度を間違えないように注意したい。

tomato kabo