野菜が高い

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野菜が高騰している。大雪や太平洋側の干ばつが原因だ。農水省は出荷の前倒しを農業団体に要請したそうだ。

野菜の中でも、キャベツ、ネギ、ホウレンソウ、レタス、などが特に高く、タマネギ、ハクサイ、キュウリ、ダイコン、トマトがこれらに次いで高騰していると新聞に出ていた。しかし、よく見てみるとタマネギが上位に入っている理由がよくわからない。タマネギは北海道や関西が主産地だ。収穫時期は関西では6月頃。いくら気温の低い北海道でも秋までには収穫を終えているはずだ。なのに、どうして?収穫期に雪が降るはずもないし、タマネギの生育期間もてんこう不順だったのだろうか。それにしても、収穫期の違う野菜がここに載ること自体おかしい。どうも、便乗値上げのようなきがしてならない。

野菜が高いときは、家庭菜園をやっている人は助かるだろうと思うとそうでもない。プロの農家がうまくできないときに素人がうまくいくはずがない。ちなみに我が家庭菜園も土はパサパサ、麦踏みをすると土ぼこりが舞い上がるほど乾燥している。だから、各地から種を取り寄せて播いた数種類の「辛みダイコン」もミイラ化してしまったし、エンドウマメも芽が出なかった。いつもは正月に食べていたコマツナも、乾燥と早めにやってきた寒波で、芽は出たものの成長が止まったまま。春になっても収穫は望めない。

幸い、暮れに町内の産直店でハクサイとキャベツを多めに買ってあったので、いまのところ高価なものは買わないで済んでいる。といっても、たかが2株や3株では春までは持ちこたえられない。

スーパーの野菜売り場は、ハクサイもキャベツもカットされて並べられている。袋詰めされたホウレンソウなどは、持ってみると平常の1/3の重さもないくらいだ。

こんなに野菜が高いから、農家はさぞかし儲かっているだろうと思うかも知れないが、こんなときは趣味でもプロの農家でも獲れないのは同じだ。気象条件には勝てないのが農業の宿命なのだ。ビニルハウスや温室栽培では、雪害は受けないし、乾燥の害もないので安定した収量が得られる。だから、キュウリやトマトは葉物とくらべて値上がりが鈍い。といっても、この燃料高と寒さでは、やはり生産費がかさんでしまう。農業は、どう足掻いても悪天候には弱い産業なのだ。

コメント

  1. ミレイ より:

    野菜が高い
    昨日買い物に行きました。
    私は勤めながら、畑もやっているし、植えないものは秋に保存用として、本家の母さんや、近所の方が持ってきてくれるので、大根、白菜、ねぎ、人参、サトイモ、ジャガイモ、キャベツなどは春まで間に合います。
    でも葉物が、ありませんので買おうと思ったら、おっしゃるとおりに、重さがやけの軽いのに、値段が高くって、驚きました。
    大根はいらないけど、値段を見たら、それほど大きくもないのに、220円でした。

  2. Unknown より:

    菜園ブログ
    おっしゃる通り、今年の寒波は早く来過ぎたようです。私の菜園でも、ネットを掛けてあったが、霜枯れが酷くなっつて来ましたので白菜や大根は正月早々に全部収穫して、新聞紙に包んで保管しています。しばらくは堆肥作りの他は為すことはありません。