垂直仕立てでミニトマトの栽培

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 雨除けハウスのミニトマトが着色し始めた。

 品種は、サントリーの「純あまオレンジ」。2品種のうち、この品種が黄色く着色してきた。
 
 栽培は、側枝を取らずに1本の支柱に主枝と一緒に縛る、垂直仕立てという方法。道法正徳氏が考案した仕立ての方法だ。この方法ならば、毎日のように側枝を欠きに畑に行かないで楽ができそうだ。
 仕立ては、固定種子を用いて、無堆肥・無肥料で直まきで栽培する。側枝はとらずに垂直に立てた支柱に主枝と共に括り付けていくやり方だ。こうすることによって、側枝の発生が抑えられ裂果が少なく、糖度の高い果実が収穫できるという。
 しかし、今回は固定種の種子が手に入らなかったため、「純あまオレンジ(黄色いミニトマト)」と「純あま(赤いミニトマト)」の購入苗を使用した。だから、本来の栽培とは違うが、昨年試した時点では収量が多く、糖度が高い果実が収穫できた。
 また主枝と側枝を支柱に括り付けるので、花房が外側に向くため収穫がしやすい利点もある。ただ、直まきでないのが原因なのか、側枝が伸びるので、1週間にいちどのペースで縛り直す必要があった。

 いよいよ、着色期になってきた。完熟したら、収穫して糖度など測ってみたい.。ちなみに、栽培は雨除けで無灌水、不織布マルチ使用、ハウスサイドには防虫ネット、通路にはシルバーの遮光シートを敷いてアブラムシ除けを試みている。昨年は秋になってハスモンヨトウが発生したが、肉食性のカメムシが退治してくれた。現在のところ、クモ(益虫)はいるが、アブラムシやヨトウ類、タバコガ類、コナジラミ類の発生は見られない。

 なお、トマトは連作してはいけないということえだが、この場所は7年間トマトを連作している。いちど、ネコブセンチュウが発生したが、冬の間に忌避植物を栽培したところ、その後発生していない。
 連作がどこまでできるかも実験中だ。また、トマトの定植時には、植え穴だけは掘るが、畝を耕さない不耕起栽培も試みている。

着色し始めたミニトマト