新宿のデパ地下で「グラバラリーフ」をみつけた。グラバラリーフといわれても、なんだかわからない人も多いと思うが、最近登場した健康野菜だ。
グラパラリーフの学名はGraptopetalum Paraguayense。メキシコ原産ベンケイソウ科の多肉植物。多肉植物といえば、いっとき大流行したアロエベラや木立アロエなどが知られているが、グラバラリーフという名称は耳新しい。それもそのはず、この名称は学名の頭GraとParaをとってつけた商品名だ。
新しい野菜かと思い、Graptopetalum Paraguayenseを図鑑で調べてみたら、何のことはない市販されている「朧月」という観葉植物だった。一部の国ではジュースにしたり、サラダにしたりして野菜のように利用しているらしい。サボテンといえば、野菜用の団扇サボテンはスーパーなどでも売られていたが、輸出国USAが種を保護するため輸出禁止にしてしまった。その後、九州かどこかで栽培しているということを聞き、どこかで売っていないかと探していた。そこで出くわしたのが「グラパラリーフ」だ。
デパ地下で買ったグラパラリーフは、1パック100グラムで398円。生で囓ってみると、わずかに酸味があり、みずみずしく、歯切れがよい。香りも気にならないくらいの強さだし、アクもなくサッパリした味だ。販売会社のサイトを覗くと、詳しいデータはないが栄養価も豊富だという説明。無農薬で温室栽培しているということだ。
「朧月」は寒さにも強く暖かい地方では戸外で越冬できる。買ってきたグラパラリーフ、全部食べてしまうのはなんとなくもったいない気がして、何枚かをテーブル上の植木鉢に葉挿ししてみた。
コメント
Unknown
この植物は、葉を土に挿すのではなく、土の上に置くだけでいいです。かわいいプチ朧月が生えてきますよ。