甘いトマト、甘いブドウをつくる

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 庭にブドウを植えた。品種名は、「ポートランド」。マスカットのような緑色の果色で、熟すとやや黄味がかるらしい。「ナイアガラ」より優れていて、将来有望な品種という説明書きがついていた。

 ブドウは、以前巨峰を作ったことがあるが、3年目にして幹にブドウスカシバらしき害虫に侵入され枯らしてしまった。それ以来庭には植えていなかった。今回思い立ったのはルートラップを使用するためだ。

 植木は畑で育てられたのち販売するが、畑に生えているものを抜いてすぐ売るのではなく、移植したときに根が付きやすくするように前もって「根巻き(根についた土を落とさないように包む)」をする。最近は、小さな苗木は植木用の細長い鉢に植えられていたりするが、大きな木は麻の布やコモなどで根鉢が崩れないように「根巻き」をするのだ。その手間も大変だし、抜き取るのも重労働だ。また、移植しにくい樹木では技術もいる。

 そこで、考えられたのがルートラップだ。ルートラップは、水や空気は通すが根を通さないシートでできた袋だ。根を通さないから、根巻きする代わりにルートラップに植え込めば、抜くのも簡単だし、運搬や栽培管理も楽だ。その上、根の伸長が押さえられるから、徒長せずにがっちりした木に育つ。

 ブドウをルートラップに植えたのは、大きくして売ろうという目的ではない。根の伸長を抑えることによりブドウの糖度をあげるためだ。昨年末にはイチジクやブラックベリーも植えてみた。この方法は、試験場などでも果樹に対して、つい最近になって実験し始めた新しい技術だ。
 
 ※具体的な栽培方法などは、近く* http://potager.jp *に掲載予定。

コメント

  1. ミレイ より:

    武道
    家には武道がありませんが、ほしい木ですね。
    何年で収穫が出来るのかわからなくても、楽しみですものね。
    それにしましてもルートラップは知りませんでした。糖度を高めるためですか?考えるものですね。

  2. 菜園ブログ より:

    Unknown
    ルートラップ 知りませんでした、勉強になりました。
    ところで サイズと価格はどんなものでしょうか?

  3. saayananoda より:

    もっと早く知っていたら
    ルートラップのことを3年前に知っていたら我が家のブドウももっと美味しかったのに・・・