蕎麦猪口を使った「モミジの鉢植え」 盆栽

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 モミジの鉢植えをつくった。鉢は市販のものではなく蕎麦猪口(そばちょこ)だ。

 蕎麦猪口は、ご存じ、蕎麦汁を入れるための容器。今回使ったのは、むかしの蕎麦猪口で、鉢にしてに使おうと買っておいたものだ。

 蕎麦猪口には鉢底穴がない。鉢底穴があるか無いかでは栽培の仕方が大きく異なる。鉢底穴がないと水分量の調整が難しく、土壌中の酸素も不足しがちになる。鉢底穴がないと肥料分は流亡しないので施肥の仕方や施肥量も変えなければならない。そこで、蕎麦猪口にも普通の鉢のように穴をあけて栽培しやすくする。

 蕎麦猪口は陶器だから、ドリルでは穴あけは無理だ。穴は片方の先が細く尖った金槌を使う。穴をあけるには、容器の中央部分を金槌の尖った方でトントンと力を入れすぎないように何回もたたく。すると、真ん中のあたりが割れてぽっかりと穴があく。強くたたくと大きく割れてしまうので、弱く何回もたたくのがコツだ。

 ただし、穴はあいてもまん丸の綺麗な穴は期待できない。欠けた部分はギザギザだから、使用するときは手を怪我しないように気をつけた方がいい。あとは鉢植えの要領で植物を植え付ける。

 蕎麦猪口には、モミジをはじめ、ミズナラ、ブナ、野菊なども植えてある。気をつけることはとくにないが、ミニ盆栽と同じで、容量が小さいから土が乾きやすい。そこで、水やりに注意することだ。

 5客揃いの容器が1個かけてしまった。そんなとき、捨てずに鉢にしてみるといい。古バケツや洗面器に花や野菜を植えてあるのを見かけるが、うまく育っても風情がない。その点、陶器は美的な面から見てもおすすめだ。蕎麦猪口だけでなく縁がかけたドンブリなどでも試してみたい。

コメント

  1. 吉ちゃん より:

    モミジの鉢植え
    お猪口で鉢植え・・・。色々工夫されるんですね。感心します。
     早くもキュウリとトマトの定植をしました よ。

  2. 菜園ブログ より:

    ステビア
    早速のご連絡、有り難う御座いました。ご教示のHPも早速開いて、お蔭様で少しは判りました。ミニトマトの予備苗がありますので、貰った乾燥ステビアを埋め込んで植えてみます。同じ品種のトマトですから、注意して比べてみます。また、ナスの予備苗にも埋め込んで、連作障害の出かたも観察してみます。取敢えずお礼方々ご報告まで。