ハモグリバエ(絵描き虫)とスナップエンドウ

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 スナップエンドウに小さな実がふくらみ始めた。

 スナップエンドウは、スナックエンドウとも呼ばれていたが、農水省でスナップエンドウと呼ぶように統一された。スナップエンドウについては以前、ブログにも書いたが、収穫するときにパチンと音がするところから、スナップといわれるようになった。

 スナップエンドウは絹さやとちがってサヤが大きくなってもやわらかいので、サヤごと食べられるのがいい。どんな料理にも向くと思うが、茹でてマヨネーズをつけて食べるのが好きだ。

 ところで、今朝畑を見回ってみたらエンドウの葉に白い筋がたくさんあることに気がついた。ハモグリバエの幼虫の食痕だ。去年は家の庭に播いたスイートピーや畑の中玉トマトにもハモグリバエが発生し被害を受けた。

 ハモグリバエの種類は在来種、外来種を含めて数種類あるらしい。ネギにつくハモグリバエは、ネギ以外は食害しないということだ。しかし、ほかのハモグリバエは、たとえトマトハモグリバエという名前がついていてもほかの植物にも発生する。

 ハモグリバエ用の農薬はあるが、何度か同じ農薬を使うと薬剤抵抗性を持ってしまうので、何種類かの農薬を交互に使うようにしないといけない。それに、葉に潜っている幼虫を殺すには植物体内に農薬が入り込まなければならない。そこで、いわゆる浸透性殺虫剤を使うことになる。もちろん、このような農薬は収穫間際や収穫中の植物体には使えないし、生育期間中の散布回数も決められているはずだ。

 農薬を使えばある程度防除は出来るとしても、家庭菜園の良さは安全な野菜作りだ。そこで、農薬を使わない防除法を考えてみた。

ひとつは、葉に潜った幼虫を針で潰してやる方法だ。この方法は完璧だが、少々の発生ならまだしも、大量発生したら、よほどの暇人かずばぬけた忍耐力がある人でないかぎり実行不可能だろう。

もう一つは、たくさん幼虫が侵入して白くなってしまった葉を切り捨てる方法だ。これなら暇が無くても、短気な人でも出来る。ちなみに、短気の私はこの方法をとっている。

 ハモグリバエの別称は「エカキムシ(絵描き虫)」。どうせ絵を絵なら葉などに描かないで、紙に描いてもらいたいものだ。

コメント

  1. 吉ちゃん より:

    ハモグリバエとスナップえんどう
    連作障害のアドバイスありがとうございます。
    画像のようにハモグリバエ出てますね!
    私も短気なので針でつぶすなど気が狂ってしまいますのでやはり葉を切り取る方法にします。
    もうさやが大きくなって収穫ができます      収穫したら茹でてマヨネーズをつけビールを飲みながら食べるのを楽しみにしています。