近くの菜園を通りがかったときウリハムシを見つけて写真を1枚撮った。もう1枚撮ろうとしたら葉の裏にさっと隠れてしまった。仕草はかわいらしい虫に見えるのだが。
ウリハムシは別名ウリバエともいわれ、ハムシ科ウリハムシ属の昆虫だ。幼虫は、ウリ科のキュウリ、スイカ、メロン、カボチャ、マクワウリなどの、成虫は、サトイモ、ソラマメ、インゲン、アズキ、ダイズ、ダイコン、ハクサイ、ゴボウ、シュンギク、アスターなどの葉を食害する。いわゆる、野菜などの害虫なのだ。
5月下旬頃、卵をウリ類の株元にうみつけ、孵化した幼虫は根を食害する。成虫は暖かい場所で越冬するが、5月にうみつけられた卵は、新成虫として7月下旬~8月下旬に出現する。だから、今日写したのは越冬成虫ということになる。
ウリバエを防除するには農薬を使用する方法、栽培の仕方(耕種的防除)によって防除する方法がある。家庭菜園では、もちろん農薬を使用しない後者を薦めたい。
その方法は、未熟堆肥や菜種かすなどを使用しない。堆肥を使う場合は土とよく混ぜてかたまりにならないようにする。排水をよくして畦間に水溜まりを作らないようにする。 また、成虫が根元に卵を産みつけないようにビニールやアルミ蒸着したフィルムなどでマルチングをするなどの工夫をすることだ。
どうしても農薬を使いたい人はダイアジノンやディプテレックス、オフナック、マラソンなどをホームセンターなどで求める。幼虫を防除するために、粒剤を植え付け前に土に混ぜる方法、成虫の飛来を防ぐために葉に散布する方法がある。
農薬を使用する場合は、注意書きをよく読む必要がある。使用回数、野菜の種類、薬害などくわしく説明してある。毒性が低いといっても昆虫が死ぬくらいだから、量や使用法、体調によっては中毒しかねない。注意して使用したいものだ。
コメント
害虫
害虫の駆除方法とても参考になります。
なるべく自然のままの収穫をと思いますが色々な害虫や野菜の疫病の対策など作物を作る農家の苦労がわかるような気がします(農家の手伝いをしているだけに)
Unknown
昨年、メロンをベランダで育てたときにウリハムシが良く飛んできてました。
初めて見たときはカナブンと勘違いしてましたが、葉を食べて丸く穴を空けていくんですよねぇ。
見つけ次第、デコピンしてました。
Unknown
窒素の成分としてよく菜種油かすを使います。
この場合、菜種油かすの代換えとして、何がいいでしょうか?
ウリハムシ
何時も写真を拝見してそのシャープさに感心しています。一眼レフカメラに、マクロレンズを付けておられるのだろうと推測していますが、お差し支えなければ、カメラ・レンズとブレ防止についてお聞かせ願いたいのですが?
カメラ
早速のご返事有難うございました。先日私の誕生日祝にCOOLPIX P3を贈られました。コンパクトでいままでのデジカメより高性能です。いつも携帯していい写真を撮りたいと思っています。またご指導のほどお願いします。
毎年、、、。
こんばんは。虫、すごく綺麗に撮れていますね。でも害虫…。
そういえば毎年、我が家の畑でも見かける虫です。
ウリハムシっていうのですね。
発生はしてしまったけれど農薬は使いたく無い時は、捕殺するしかないのでしょうか…。