アッケシソウが発芽した。秋に全草が赤く色づくことからサンゴソウ・ヤチサンゴとも呼ばれる。
アッケシソウはホウレンソウなどと同じアカザ科の一年生草本で、寒帯の塩湿地に分布する植物。
和名は発見された北海道の厚岸(あっけし)からつけられた。日本では、瀬戸内方面でも生育地が見つかっているが、北海道の生育地から種が北前船について運ばれたものだという。
アッケシソウは、ヨーロッパなどではアスパラガスと同じように調理されることからシーアスパラガスという。サムファイア、シービーンズ、シーピクルス、ビーチアスパラガスなどの別名もある。
そこで、食べてみたくなったのだが、アッケシソウは日本では保護されているので種や苗の採取は不可能。そこで、ネットで検索してイギリスの種子を購入した。
栽培方法
いろいろ調べてみたが適当な資料が見つからない。ネットでSea Asparagus(シーアスパラガス)を検索すると英語のサイトがたくさん見つかるが、レシピがほとんどで栽培の参考にはならない。
ただ、塩の干満に影響される海岸沿いの湿地や干拓地などに生えていることは確かだから、そんな環境を作れば栽培も可能だろう。
そこで、今回は栓付きのプランターに黒土を入れて種をまいてみた。これなら、潮の干満も再現できる。そして、もう少し大きくなったら塩を添加して様子を見ようと思う。