洋館のアレンジにカラーピーマンを使ったものがあった。背丈よりも高いアレンジで階段の下にあったので止む無く上から撮影した。カラーピーマンは足の部分に使われていたが、野菜というイメージはなく花の一部になっていた。野菜も使い方によっては食べるものではなく眺めるものにもなりうる。
カラーピーマンはパプリカともいう。どちらが本名かについては、人によっていろいろな考えがあるようだが、トウガラシの一種であることには間違いない。
トウガラシは甘味系と辛味系に分かれるが、ピーマンは甘味系の種類だ。日本のトウガラシでは、シシトウガラシや万願寺トウガラシなどと同じ甘味系だ。ピーマンはフランス語が訛ったものが語源らしいし、パプリカは甘味系トウガラシのハンガリー語だから、どちらを使っても間違いではないが、統一されていないと不便なこともある。私の記憶では、パプリカははじめハンガリーから輸入されたと聞いているがどうだろう。最近は、産地も韓国からの輸入が一番多いようだ。カラーピーマンがパプリカとして登場した頃と違って、品種も増えて、色も形も肉質も様々だ。国内の産地も多くなった。
カラーピーマンは栄養価も高いがサラダナなどの料理に加えると彩りが豊かになる。持ちもいいので、ガラスの器かコンポートに載せてテーブルに飾るのもいい。
コメント
発想がすごい
こういった発想がすごいですね。思いつきもしません。
それにしても最近日本でも増えたとはいえピーマン類の種類は多いですね。唐辛子の仲間でも何種類くらいある事やら… ジャガ芋の種類も多いので食文化の違いなんでしょうね。
もいもい さま
私の生け花の流派でも野菜を活けたりします。
アンデスのジャガイモの仲間はたくさんあるらしいですね。一度行って見るのが夢なんですけど……。
カラーピーマン
カラーピーマンもヘタを上手く残すといい飾りになるものですね。
カラーピーマンは見るのや食べるのはいいですが、家庭菜園で作ろうとするとやっかいな野菜ですね。 開花から収穫まで、トマト並の日にちがかかるのでその間にトラブルが起こりますから。
sasagawa さま
普通のピーマンは未熟果を収穫しますが、カラーは完熟に近いですから期間がかかりますね。それに収量も少ないようですね。だから、売っているものも高いのでしょう。