露地メロンの蔓がトンネルの外にまで伸び、側枝(実際には孫蔓だが)についた雌花が開花しはじめた。
栽培初期には防虫ネットでトンネル掛けにしていたが、蔓がトンネルいっぱいになったのでネットを外した。そして、梅雨入り初期からは株上だけに穴あきのポリフィルムをかぶせ、根元に雨が当たるのを防いでいる。昨年は都合でワラが手に入らなかったので、その代わりに手持ちのシルバーの遮光ネットを敷いてみた。反対側には畝に添ってオオムギが播いてある。また、遮光ネットに似た「わらイラズ(※わらイラズについての情報はここをクリック)というプラスティックのシートを敷いてある。
なお、となりにブラックベリーやカモミールの花が咲いている。交配は、そこにやってくるニホンミツバチなどの訪花昆虫にお願いしている。
ところで、遮光ネットはやや高価だが、シルバーの反射がアブラムシなどの害虫忌避効果があるのではないかと思い敷いてみた。わらイラズも鈍いシルバー(虫除けテープの色)なので同様の効果があるものと思われる。オオムギとこれらの資材の効果か、いまのところアブラムシは発生していない。
以前、わらイラズを使ったときには、編み目から出た雑草が繁茂し片付けに苦労したことがある。ワラだと栽培末期には腐るし、雑草が出てもとりやすい。しかし、わらイラズはプラスティックで丈夫なため、それが裏目に出ることがあるので注意した方がよい。しかし、軽くて扱いやすく、何年も使えるのでワラが手に入らないときには便利な資材だ。今回は、その失敗の二の舞にならないように、防草シートの上に敷いてみた。