画像はカシワバアジサイ。葉が柏の形をしているのでこの名がつけられた。
アジサイというと、シーボルトが、学名に「オタクサ」と愛人のお滝さんの名前を入れた話は有名だ。そのアジサイは、ガクアジサイ。ガクアジサイは外国で改良されて、ハイドランジア(西洋アジサイ)として逆輸入されている。だから、ガクアジサイとハイドランジア、ヤマアジサイは同じ種だ。
これに対し、渓流沿いなどに咲いているタマアジサイは、属(ハイドランジア属)は同じでも別種だ。属といえば、装飾花(花弁のような4枚の萼を持つ)がないコアジサイも同じ属だし、山地に生えるノリウツギや蔓になるツルアジサイも同じ属だ。このカシワバアジサイも同じ属になる。
こうしてみると、アジサイという名前がついていてもいろいろな種類があることが分かる。ちなみに、お釈迦様の誕生日につかう甘茶も、アマチャというヤマアジサイの変種を煎じたものだ。
ことしは暦の上では梅雨入りしたが、まだ晴天が続いている地方が多い。私の住む関東も毎日夏のような晴天が続いている。ただでさえも、降雪が少なかったのに、空梅雨、猛暑ときたら水不足は間違いない。ラニーニャが心配だ。
コメント
アジサイ
本当に葉がカシワの形してますね。花をUpで見たい気もします。
今森ではノリウツギ、ツルアジザイの花が見られます。
「何科何属」と良く表記されてますが「属」の意味合いが今ひとつ理解できてません。
Unknown
紫陽花にも色々なルーツがあるんですね。我が家の庭には今普通の紫陽花と額紫陽花が咲いていますが葉までは観察していませんでした。明日我が家の葉を見てもっと咲くように葉っぱをかけてこよう。
アジサイ
アジサイは花だけを見ていましたが、葉も見ましょう。
どうも空梅雨の気配がしますね。
徳島の友人からの情報によりますと「徳島では、田植えが出来ず、工業用水も取水制限が実施され、早明浦ダムも底を尽きそう。」とのことです。
notti さま
私も詳しいわけではありません。
門、綱、亜綱、目、属、科、種というように分類されているというくらいしか知りません。もともと花の作りや植物体の作りが似ているということで、似たものどうしを科という一括りにし、さらに科どうしで似たものを属という一括りにし、というように分類していっただけのことですよね。あくまでも、「見かけ」ですから、これからゲノムの解析が進んでくると、似たものに見えたものが全く違う仲間になることもあるでしょう。ユリ科がいま問題になっていますね。
吉ちゃん
最近はとみに種類が多くなってきましたね。ガクアジサイでも凄くいろんな花があります。人の名前がついたアジサイもあるんですよ。ポタとか、吉ちゃんとかはないですけど、女性の名前が。奥さんとか娘さんとかの名前をつけたんでしょうか。
sasagawa さま
雨は嫌ですが降らないと困りますね。
今日の午後、畑に行ったら南南東からやや強い風が吹いていました。風が湿っていました。いよいよ梅雨入りでしょうか。こんどは野菜の病気が心配になります。
西洋アジサイ?
柏葉アジサイは西洋アジサイですか?
普通には見かけないけれど、水戸の八幡神社にたくさん植えてあり今見ごろです。
ぎゅうちゃん
いわゆる西洋アジサイとは違います。カシワバアジサイというアジサイです。