カボチャの葉にうどんこ病が出た。うどんこ病は白いカビが葉の表面にでるもので、ひどくなると葉が枯れてしまう。私が最初に覚えたときは白渋病だったが、いつのまにかうどんこ病に変わってしまった。そういえば、キュウリなどに出るベト病も、もとは露菌病だった。きっと、誰にでもわかりやすい病名に「誰か」が変えたのだろう。
「誰か」といえば、病害虫という言い方が使われ出したのは昭和40年頃からだと思う。それまでは、病虫害だったはずだ。ところが、園芸界の権威ある人が、病虫の害ではおかしい。病気と害虫だから病害虫というべきだと主張した。そこで、いまは病害虫が園芸用語として定着している。しかし、病と虫が害にかかっているのだから別段おかしくないと思う。病害虫は、病気と害虫という意味にもとれるが、病害と虫という意味にもとれる。そうすると、後者では虫害の意味が抜けてしまう。このように2つの解釈ができる言葉よりも、昔から使われていた病虫害という言葉の方が適切だと思う。
話が難しくなってしまったが、画像の「うどんこ病」(「うどん粉」という言葉もあまり使わなくなった言葉だから、「小麦粉病」の方がわかりやすいかも知れない)は、出始めるとなかなかしぶとい。適用農薬もあることはあるが、ベト病などの農薬のように効果が著しいものがないようだ。しかし、よほどひどくならない限り、株が枯れてしまうようなこともないから、そのまま放置してしまうこともある。
うどんこ病は、気温が28℃前後、乾燥気味で、通風の悪いときに発病しやすい。だから、どちらかというと夏から秋口にかけて発病しやすくなる。うどんこ病は蔓延してしまうとなかなか防除できないので、初期に対処する必要がある。対処法は、通風をよくすること。窒素過多にならないように施肥設計を適切にすること。混み合ったところや病気になった下葉を摘葉することなどだ。
家庭菜園の野菜は、新鮮で安全が売り物だが、私は、これに加えて味の良い野菜を目指している。そのため、値段は少々高めだが、できるだけ有機肥料を使うようにしている。あと10日ほどでカボチャの収穫が始まる。はじめて、支柱立て栽培で作ったミニカボチャだが、はたしてどんな味に仕上がっているのだろう。
コメント
うどん粉病で
「うどんこ病」という言葉で覚えています。
家庭菜園では薬剤もかけたくないので、病気にならないようにと思っていますが、ついいっぱい込み合って植えてしまいます。
いっぱい植えるといっぱいなるのではと勘違いです。
きうりはうどんこ病なのか、葉っぱがすぐやられて、実りません。
まばらに植えて風通しよくを心がけます。
ぎゅうちゃん
自然農法の本を読むと、かなり株間や畝幅が広くとってあります。狭く植えてたくさんとろうと思わないで、広く植えれば病気にもかからないでたくさんとれるのでしょうね。
ウドンコ病
キュウリやかぼちゃにかかりやすいですね。
特にキュウリにつき易いです。成りだすと毎日食べますのであまり薬も掛けたくありません。葉を取り除いて後は風任せです。風通しを良くするのが良いのですね。
notti さま
キュウリは毎日収穫しますから、薬はいやですね。風通しをよくするのが一番です。
私も、下葉をかいたり、黄色くなった葉を切り取ったりしてみました。
Unknown
近くの畑のかぼちゃ畑でもこのうどんこ病の症状が見られるようになりました。
私の畑の唯一のズッキーニの葉もこのうどんこ病の症状が出ていたので白くなってきた葉を切って捨てましたが、他の葉が伸びてきた時もまたそんな症状が出てくるんでしょうね。庭の百日紅の木の葉にもうどんこ病が見かけられるので薬を散布して予防もしなければいけないかなと思っています。
Unknown
きゅうりやかぼちゃやメロンはうどん粉病になりやすいですね。
私は今まで勝手に湿気が多いとなるのかと思っていました。(笑)
少しなら放っておきますが、ひどいと葉を取っています。
ミニかぼちゃの収穫楽しみですね♪
うどんこ病
ポタさん
うどんこ病は厄介ですね
自分もキュウリなどすぐにやられます
又キヌサヤを作っていますが 食べ頃になると葉がすぐ白くこの病になります。毎年なります。お野菜作りも難しいですね
Unknown
ポタさんの所にも発生するなんて・・・
恐れ多いですね…うどん粉病☆ ヾ(*`Д´*)ノ”
ミニ薔薇もかかりやすい病気なので、困っています。 (p_;)
吉ちゃんの所にも書きましたが(笑)、うどん粉病に「牛乳」や「米ぬか」が良いと聞いたの。
本当かしら? ヽ(  ̄д ̄;)ノ (笑)
ミニカボチャの収穫、楽しみですね! (^ー^* )b
吉ちゃん
うどんこ病にも好みがあるらしく、全部共通の病菌では内容ですね。私には同じように見えますけど。
ゆりさま
ひどい葉をとって風通しをよくするのはいいことですね。
ミニカボチャは、だんだん小さいのしかならなくなってきました。
hanaさま
害虫は防虫網をかぶせるなどして何とか防げますが、病気はどうしようもないですね。気象条件にも左右されるので、植物の栽培は難しいです。
かりんさま
うどんこ病に牛乳や米ぬかですか。牛乳とうどん粉は相性がいいからでしょうか(笑)でも、米ぬかとうどん粉は理解できませんね(爆)
そういえば、バラにもよく出ますね。かりんさんのミニバラに出るなんて、「恐れ知らず」ですね(笑)
ウドンコ病
胡瓜はウドンコ病に強い品種を植えて、週1回は薄い酢酸液(ストウチュウ)を散布して葉のクチクラを固くしていますので、今迄ほとんどウドンコ病には罹った事がありませんでした。
ところが、今年胡瓜を植えた場所は南傾斜地で、西と北は建物で風を遮っています。この時期はほとんど南風ですから、胡瓜ネットの北西下部の葉にウドンコ病斑が現れました。 ウドンコ病の最大の予防策は風通しであることを確認した形になりました。
sasagawaさま
遂に師匠のきゅうりにも出ましたか。私の手抜き栽培に出ても不思議じゃないですね。私は何もしていませんから(笑)
こんど、ストチュウの作り方と使い方を教えてください。
うどん粉病
乾燥気味で、通風が悪いと出るんですね。私は湿り気気味で通風が悪いと出ると思っていました。道理で雨が少ないのに絹さやなどにも出たわけです。
風通しは簡単そうで、野菜が繁ってくると必然的に悪くなるので難しそうですね。葉を摘みたくないし…
もいもいさま
緑の葉は一枚でも多く残したいですね。だから、どうしても風通しが悪くなってしまいます。
できるだけ株間や畝間をあければいいんでしょうね。
泡猫さま
葉はなるべくとりたくないのですが、全面白くなってしまったものや、古い葉で黄色くなりかけているものは同化能力が失われていますので切り捨てた方がいいでしょうね。そうすれば風通しも良くなりますから。
私のミスで、泡猫さまのコメントを消してしまいました。失礼しました。