ベニシジミ

シェアする

Pocket


《右が雄、左が雌》

 ニラの花にやってきた2匹(知人の蝶愛好家は2頭という)のシジミチョウが向かい合って止まった。まるで愛を語っているようだ。

 そのうち、右の蝶が翅を細かく震わせ始めた。
すると、左の蝶が背を向けて、尻(胴体)を高く反らせた。

《矢印:胴体の尻の部分が反り返っている・雄は翅を平たくして震わせている》

 こんな行動を何度か見て、右の蝶は雄で、翅を震わせて雌にアピールし、雌は雄を受け入れる用意があるということで尻を上げたと思った。

 ところが、調べてみると、一部の蝶で観察されたことだが、雌が尻を上げる行動は、すでにいちど交尾しているからあなたの愛は受けられませんという拒否反応だというのだ。そういわれてみると、雄が何度も翅を震わせて雌にアピールしたが、ついに交尾は行われなかった。きっと、シジミチョウの行動も一部の蝶で観察されたことと同じ意味だったのだろう。

 何も喋らない蝶だが、こんな行動で雌雄がコミュニケーションを交わしていたことを知り、不思議な気持ちになった。

コメント

  1. 吉ちゃん より:

    Unknown
    ポタさんの農園には色々な蝶が飛んできて芽を楽しませてくれるんですね。そういえば私の畑の前に咲いているニラの花にも良く蝶が止っています。蝶はニラの花が好きなんでしょうか? 蝶の世界にもちゃんとした仁義があるのかな? 画像の蝶→超(蝶)可愛いですね。

  2. 菜園ブログ より:

    シジミチョウ
     ピントが良く合っていますので、蝶の目の表情まで判るようです。
     その表情から、結末のお話を伺うと、「そんなの ないだろう!」と思います。

  3. ポタ より:

    吉 ちゃん
    害虫も沢山いますよ。私は野菜にとっては害人ですが。
    イモムシの時はあまり好きではありませんが、蝶になると綺麗ですね。
    シジミチョウ、超可愛いですか。チョウデチュカ。

  4. ポタ より:

    sasagawa さま
    目は潤んでいるんですが(笑)
    チョウは不倫はしないようです。