この画像がアブラバチ。アブラムシに卵を産みつける寄生蜂だ。
アブラバチは、アブラムシの2倍ほどの小さな寄生蜂だ。
その蜂が1匹で200個ほどの卵を産む。
卵はアブラムシの体の中で孵化し、体を食べて生長し、やがて成虫になって外に出てくる。
ということは、200匹のアブラムシが餌食になるわけだ。
そして、親と同じように、その子どももアブラムシに卵を産みつける。
これが、ヒメウコギの新梢についていた、犠牲になったアブラムシ。
これをマミー(ミイラの意味)という。
このマミーは黒っぽいが、白っぽいものが多い。
アブラムシのいるところをよく観察してみると、結構マミーが見つかる。
アブラムシがたくさんいるところには、せわしなく寄主を探すアブラバチもいるはずだ。
2mmほどの小さな虫だから、目をこらして探してみて欲しい。