サツマイモの葉にイモキバガの幼虫が発生した。
イモキバガの幼虫は年に何回か発生する。
ときには甚大な被害をもたらすこともある害虫だ。
イモキバガは漢字で甘藷牙蛾。
糸で葉を2つ折りに綴っているので、簡単に発生を見つけることができる。
写真は綴った葉を開いたところ。
しっかり綴っているので糞は中に止まり、外に出ることがない。
家庭菜園規模なら葉を開いて幼虫を退治するとよい。
大面積の栽培では農薬を散布することになる。
ちなみに、このサツマイモは『すいおう(翠王)』という茎葉を食べる品種。
農研機構九州沖縄農業研究センターで作出された品種だ。
茎葉飼料用のツルセンガンという品種の突然変異種を改良したものという。
青汁や茶などにも加工されているが、他の葉物と同じようにいろいろな料理に利用できる。
根を食べる品種なら多少の発生は見逃すが、今回は綴られた葉を1枚1枚開いて幼虫退治をした。