この昆虫はアブラバチ。種類は不明。1~2mmほどの小さな昆虫だ。
この昆虫はアブラムシに卵を産みつける寄生蜂の一種。卵を産みつけられたアブラムシは下の写真のようにプックリとふくれて、まるでメタボのよう。
こちらは、有翅アブラムシ。羽の生えたアブラムシだ。アブラムシは羽が生えていても素早く飛び上がることはできないようで、見事に餌食になってしまった。
寄生されたアブラムシをマミーというそうだ。ミイラという意味だ。
このマミーは、キャベツの葉裏についていたもの。成虫はとう立ちしかけたミツバの茎で忙しそうにアブラムシを探し回っていた。ミツバの葉腋に隠れているアブラムシを探しているのだろう。残念ながら、今回は産卵の場には立ち会えなかったが、いずれは産卵シーンも激写したいと思う(笑)
気をつけてみると、畑には大きく目立つ天敵の他にも、このように小さくて目立たない天敵もたくさんいることが分かる。そして、このような天敵の方が、実は、害虫退治にずっと効果をあげていることもある。農薬を使用しないとこんな天敵が畑中に増えてくることは確かだ。
コメント
Unknown
小さくて目立たない世界にもちゃんと天敵とかがいるのですね
興味深く読ませていただきました
産卵シーンの写真待っています
メタポなアブラムシ
前日の日光植物園の花々でも 珍しい写真を見せていただきましたが、メタポのアブラムシも珍しい写真でした。
アブラムシの体は、栄養豊富と言うことなのでしょうか?
Heyモー さま
小さな昆虫なので写真のに苦労します。進化したといってもコンデジにはタイムラグがあるので、シャッターが下りたときにはどこかに行ってしまったり。それに、この虫は動きが激しいんです。ちょこちょこと早足で。ですから、どこに来るか予測して待っていました。
いまは、自宅でもマミーを観察しています。何匹か誕生しました。
そのうちアブラムシに産みつけるシーンも……。
菜園ブログ さま
甘い蜜が何ともいえないのかも知れませんね。
私も存在は知っていたものの、アブラバチを観察するのは初めてです。こんな小さな虫では気がつかないですね。ショウジョウバエの半分以下ですから。このほかにもカメムシの仲間の益虫がいます。次はそれに挑戦です。
畑にじっとしゃがんでいる姿をよそから見たら異常ですね(笑)