昨年から、トマト栽培には雨除けだけでなく防虫ネットを併用している。雨除けネットをかけてから、まわりを防虫ネットで囲む方法だ。これで病害虫はほとんど発生しないで済んでいる。
トマトの原産地はアンデスの高地。湿度が低く、土壌も乾いている地域だ。そんな環境を再現すればいいのだが、日本は雨が多いのでそのままでは無理だ。そこで、登場したのが雨除け栽培だ。当初は高価だったが、最近はセットも安くなり、2㎡のものだとポリエチレンのシート着きで2000円台でも買えるようになった。
まわりを防虫ネットで囲ってしまっては、ミツバチなどが入ってこられないと心配する人もいるかも知れないが、トマトは自家受粉だから昆虫はいらない。ときどき中に入って花房を揺すってやったり、花の正面から親指の爪で優しく弾いてやるだけで完璧に受粉できる。
家庭菜園では、毎日のように水やりをしている人を見かける。農家では、植えつけ時にポットの土を十分濡らしておくだけ。その後の水やりはほとんどやっていない。その方が根が水を求めて深く伸びるし、隙間が多くなるから土中の酸素が増える。その結果、細根が多くなるから生育もよくなる。特別の旱でもない限り萎れることはない。これは野菜全般にいえることだ。
とくにトマトの場合は、雨除け栽培でも植えつけ時だけの水やりでよい。その方が、徒長せず甘いトマトがとれる。
※ネット内に、虫がどのくらい侵入するか粘着テープをぶら下げてみた。
いまのところアブラムシなどの害虫はいないようだ。
なお、寒冷紗は遮光率が高いので、光をよく通す防虫ネットを使用するとよい。
コメント
トマト
雨避けはやはり効果的なんですね
区民農園でも雨避けの屋根を作っている方もおります
Heyモーはやっていません 時々実が割れています
Heyモー さま
実が割れないし、病気にかかりにくいです。
ナスも雨除けがあるといいのですが、予算と時間の問題で、まだ設置していません。
トマトの雨除け
変な言い方ですが、永年 梅雨期の雨と夏場の強い太陽光との戦いで、トマト作りに対する情熱が冷めないで居れる様な気がします。
区民農園では、狭い面積にいろいろ植えたいし、お隣さんの日照を妨げない為にも高い物は建てられないし、そのような試行錯誤の残骸が 倉庫に眠っています。
我々のトマト作りには永遠の課題です。
菜園ブログ さま
狭い菜園ではやたらに高いものは建てられないし、トウモロコシなども場所を考えて作らないといけませんね。
ポタケは幸い広いですし、一人で使っているので自分の作る野菜だけを考えて作ればいいので、いろいろと好きなことができます。
今晩は
トマトを4本植えましたが、毎日水遣りをしていました。
水遣りは、しなくてよかったのですね。
読ませていただき、教えていただきました。
ありがとうございます。
「やさい畑」に、根元にニラを植えると虫除けになると書いてありました。
種を買いに行きましたら見つけられず、代わりに春菊を植えました。
ぎっしり生えて、間引きして食べています。
毎日、庭に出て眺めています。
ありがとうございます。
小鳥沢 さま
私のトマトは蚊帳の中です(笑)
トマトを植える前には分葱を作っていましたから、病気は大丈夫だと思います。堆肥だけで無肥料です。