プランターのゴーヤ

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 プランターに植えたゴーヤーが収穫できた。ビッグサイズだ。

 ゴーヤーは沖縄での呼び名だが、いつの間にか一般的な名称になってしまったようだ。図鑑では、ツルレイシ(蔓茘枝)またはニガウリ(苦瓜)だが、この名前はもはや忘られつつある。

 ところで、ゴーヤーの食べ方では炒めもの(チャンプルー)がよく知られているが、サラダも美味しい。縦に半割にしてスプーンでタネとワタを取り除く。そして、薄く輪切りにして熱湯に入れサッと茹でてから冷水にさらす。水を切ったら削り節と醤油をかけて食べる。長く茹でるとやわらかくなってしまうので、シャキッとした食感が残るくらいに短時間茹でるのがコツ。

 ゴーヤーサラダは、歯切れのいい食感とほろ苦さが夏の暑さを吹き飛ばしてくれる。
 ちなみに、苦みは舌の奥の方で感じ取る。子供は苦みに敏感だから、「ゴーヤーが好き」というものはあまりいないようだ。歳をとるにつれて苦みに対する感覚は鈍くなるという。そういえば、若い頃、友人からゴーヤーをいただいたが、あまりの苦さに、出来損ないのゴーヤーかと思って処分してしまったことがあった。

 さて、ゴーヤーがたくさんとれすぎたときには、薄切りしたものを生のまま冷蔵にいれて保存する。食べきれないときには、冷凍にしてもいいし、乾燥して保存することもできる。といっても、ビールじゃないが「生が一番」だ。