冬ネギが甘いわけ

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 ネギの葉に水滴状のものがたくさん着いていた。
 触れてみるとベタベタする。蜜だ。

 過去ブログにカラスノエンドウの蜜腺やシンビジウムの蜜腺などについて書いたが、ネギについては触れなかった。

 ネギの甘さは果糖やブドウ糖、ショ糖などで、寒さに当たると蓄積が多くなる。とくに厳寒期には糖分の蓄積が多くなり、水滴状に吹き出したのが蜜だ。こんな状態になったネギはとても美味しい。

 植物は蜜腺や葉から糖を分泌するのは、蟻を呼び寄せるためだという。蜜で蟻を呼び寄せ、害虫を退治して貰うためだ。植物は花から蜜を出して昆虫に授粉して貰うこともしているのだから、この考えは正しいかも知れない。
 その証拠に、植物は若い葉からは糖を出すが、成熟して硬くなった葉からは糖は出ない。柔らかい葉は害虫が加害しやすいが、害虫は硬い葉を加害しないからだ。また、植物を加害する蛾などは夜行性だから、夜でも活動している蟻の獲物になりやすい。

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葉の表面に水滴のようについた蜜。

大きく吹き出した蜜をアップして見た。舐めてみるととても甘い。

大きく吹き出した蜜をアップして見た。舐めてみるととても甘かった。